名古屋が国立で清水を圧倒し、今季アウェイ初勝利! 早くも5点目を記録したMF稲垣祥のゴールを皮切りに3発快勝

名古屋が国立で清水を下す(画像はイメージ) photo/Getty Images

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攻守でハードワークを見せた名古屋

13日、国立競技場で2025明治安田J1リーグ第14節が行われ、清水エスパルスと名古屋グランパスが激突した。

最初のチャンスは名古屋に。2分マテウスのスルーパスに永井が抜け出し、決定機を迎えるも北爪がスライディングでブロック。永井の持ち味である飛び出しから名古屋が最初のチャンスを作った。

清水はボールを保持しながらチャンスを伺う一方、名古屋は繋ぐ清水に前からハイプレスをかけ、ショートカウンターから相手ゴールに迫ろうと試みる。
こう着状態が続くなか、22分左サイドの永井からインスイングのいいクロスが入るが、内田は惜しくも合わせられず。名古屋は永井、マテウスがいる左サイドからチャンスを作る。一方の清水は思うように後方から繋げず、前進できないためシュートまでの形が作れない。

27分には右CBの原が清水のディフェンスラインの裏へロングボールを送ると、和泉が抜け出しダイレクトボレーを放つも枠を捉えることができず。主導権を握る名古屋としていい流れの時に先制点を奪いたいところ。

33分、ビルドアップを引っ掛けた名古屋はマテウスが角度のないところから体を捻るボレーシュートを放つが、これはクロスバーに嫌われてしまう。そんななか、35分に試合が動く。右サイドから内田がクロスを上げると、ニアに走り込んだ稲垣がヘディングで合わせゴール。いいリズムだった名古屋が先制に成功する。

攻めあぐねていた清水は42分、乾のパスからカピシャーバが左サイドのポケットを取ると、マイナスのクロスを弓場が合わせるも、これは名古屋のディフェンス陣が体を張ってブロック。

ハイプレスで前から積極的に仕掛けた名古屋が1点リードで前半を折り返す。

1点リードの名古屋は後半から永井と徳元に代えて山岸と中山を投入。一方の清水は交代なしで後半を迎える。

後半開始早々試合が動く。47分、内田が右サイドからクロスを上げると、清水DF高橋のクリアが宇野に当たる。このこぼれ球を和泉が沈め、名古屋が追加点。勢いに乗る名古屋はさらに50分、清水をプレスを剥がすと内田が中央の山岸へパス。最後は後ろから上がってきた椎橋がパスをもらいミドルシュート。名古屋が後半立て続けにゴールを奪う。

一気にリードを3点に広げられた清水は54分、弓場に代えて矢島を投入し、攻撃のテコ入れを行う。名古屋は60分、2点目を決めた和泉に代えて森島を投入する。

後半もなかなかシュートまでの形が作れない清水は63分に3枚替え。アフメドフ、嶋本、西原をピッチに送り込み、まずは1点を狙う。

名古屋はボールを回し、サイドから名古屋ゴールに迫ろうと試みるも5バックのブロックを前に苦戦。決定機を作ることができない時間が続く。そんななか、名古屋は71分にマテウスを下げ、浅野を清水は山原に代えて高木を投入する。

78分、清水に決定機。CKのこのれだまに反応したマテウス・ブエノがシュートを放つが、クロスバーに弾かれてしまいネットを揺らすことができない。

クリーンシートで終えたい名古屋は83分佐藤に代えて宮を投入する。3点のリードがある名古屋は最後まで落ち着いた試合運びを見せ、試合はこのまま終了。

攻守両局面でハードワークを見せた名古屋が清水を圧倒し、3-0の快勝を飾った。

清水エスパルス 0 - 3 名古屋グランパス

清水エスパルス得点者

名古屋グランパス得点者
稲垣祥(36分)、和泉竜司(48分)、椎橋慧也(50分)


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