シティ先制もハーランドのPK失敗で白星逃す エヴァートンはアーセナル、チェルシーに続きシティ相手にもドローで勝ち点獲得

ハーランドは得意のPKを決められず photo/Getty Images

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ハーランドのPK失敗が響いた

プレミアリーグ第18節マンチェスター・シティ対エヴァートンの一戦がエティハド・スタジアムで行われた。どちらも今季は不調から抜け出せておらず、シティは公式戦3連敗、エヴァートンは公式戦8試合勝ちなしでこのゲームに臨む。

最初にチャンスを得たのはホームのシティだ。左サイドでコーナーキックを獲得すると、フィル・フォーデンのクロスにゴール前でヨシュコ・グヴァルディオルがドンピシャでヘディングで合わせた。GKジョーダン・ピックフォードは反応できなかったが、シュートはポスト左にはじかれてしまう。

14分、序盤からボールを握っていたシティが先制に成功。左でボールを受けたジェレミー・ドクが得意のドリブルから敵陣深くに侵入し、ゴール前にパスを供給。走りこんだベルナルド・シウバのシュートがジャラッド・ブランスウェイトに当たって最後はエヴァートンゴールに吸い込まれた。
26分には押し込まれていたエヴァートンがボールを持って相手を敵陣に押し込む展開に。10番を背負うイリマン・エンジアイを中心にボールを進め、左コーナーキックを獲得。エンジアイのクロスはニアでマテオ・コバチッチに跳ね返されるも、こぼれ球をイドリッサ・ゲイェが拾ってボックス外からシュートを放つ。しかし、GKシュテファン・オルテガが守るゴールを揺らすことはできない。

すると37分、エヴァートンに同点弾が生まれた。ゲイェのロングボールから右サイドの高い位置でボールを持つと、アブドゥライェ・ドゥクレがクロスを送る。大外のエンジアイにボールが渡り、右足のアウトサイドでシュートを放ち、シティのゴールネットを揺らした。ドゥクレにクロスを上げたさせてしまったのがシティの敗因で、ネイサン・アケ、コヴァチッチの2人が近くにいたが寄せることはできなかった。

互いにハーフタイム明けの選手交代はなし。シティのキックオフで後半がスタートした。

52分、後半開始から攻め続けていたシティはサビーニョが倒されPKを獲得。しかし、キッカーのハーランドのシュートは止められ、その後のプレイからハーランドがゴールネットを揺らすも、オフサイドを取られてしまう。

69分、エヴァートンにチャンス。ルイスからボールを奪うと、右サイドのジャック・ハリソンに展開し、最後はクロスにドゥクレが合わせた。これは相手に防がれるも、左サイドでコーナーキックを獲得。キッカーのエンジアイが大外にボールを送ったが、味方との意思疎通がうまくいっておらず、シュートで終わることはできなかった。

75分、シティはドクに代えてケビン・デ・ブライネを投入。ポジションは中盤で、フォーデンが左に入った。

79分、入ったばかりのデ・ブライネが倒れさ、ペナルティエリア手前の中央でフリーキックを獲得。キッカーのフォーデンのパスは跳ね返され、セカンドボールにコヴァチッチが反応してシュートを放つも、枠を捉えることはできない。

81分には同点弾を挙げたエンジアイに代えてイェスパー・リンドストロムが投入された。

その後スコアは変わらず、プレミアリーグ第18節シティ対エヴァートンの一戦は1-1のドローに終わった。

シティは先制するも追加点を奪えず、勝ち点を逃す展開に。終盤にはデ・ブライネが投入されるも、攻撃のギアは上がらず、厳しい戦いとなった。

一方のエヴァートンは3試合連続のドローに終わったが、相手はアーセナル、チェルシー、シティであり、この堅守は高く評価されるべきだろう。しかし、不調シティ相手にもほとんど攻撃ではチャンスを作れておらず、攻撃面でのテコ入れは必須といえる。

マンチェスター・シティ 1-1 エヴァートン

【マンチェスター・シティ】
14分 ベルナルド・シウバ
【エヴァートン】
36分 イリマン・エンジアイ

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