現在、プレミアリーグで2位に7ポイント差をつけて首位を走るリヴァプール。CLでも唯一の5連勝を記録しており、首位に立っている。
アルネ・スロット新体制で最高のスタートを切ることができたのはモハメド・サラーやライアン・グラフェンベルフらの活躍も大きいが、ディフェンスラインで抜群の安定感を見せるフィルジル・ファン・ダイクの存在も忘れてはならない。2020年に重傷を負った同選手だが、33歳となった今、再び世界最高のDFとして圧巻の存在感を見せている。
そんななか、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドで現役時代DFだったリオ・ファーディナンド氏は数年後、ファン・ダイクを超える選手になると期待を寄せる2人の選手の名前をYouTube『Rio Ferdinand Presents』にて挙げた。
その2人とはすでに世界最高のDFの領域へ足を踏み入れているアーセナルのウィリアム・サリバ(23)と先日ユナイテッド公式戦デビューを飾り、好印象を残したレニー・ヨロ(19)だ。
「サリバは世界最高のディフェンダーになると思う。フィルジル・ファン・ダイクがそのポジションを譲れば、サリバは世界最高のディフェンダーになるだろう。それが起こるのは早ければ1年後、遅ければ3年後になるだろう。それがいつになるにせよ、彼に代わる人物は見当たらない」
「私が唯一、彼と肩を並べる可能性があると思う人物はレニー・ヨロだ。(アーセナル戦に)負傷から復帰して出場した彼は、ボックスの端で2回、1対1の状況になったが、1人でその両方を非常にうまく対処した」
「サリバの話に戻るが、彼は堂々としている。ラスムス・ホイルンドはおそらく今もポケットから抜け出す方法を探しているだろう。まるで大人対子供のような戦いだった」
「サリバはクリーンで自信に満ちており、上品で力強く、エレガントに見えた。望むもの全てが揃っていた」
ファーディナンド氏はホイルンドやアーリング・ハーランドがサリバやファン・ダイクのようなディフェンダーを圧倒する姿を見たいとも語っていたが、アーセナルのディフェンスラインを支える23歳DFにはこれ以上ない賛辞を送っている。
ヨロはまだまだこれから実績を積んでいく必要があるものの、アーセナル戦ではその才能の片鱗を見せ、今後が楽しみな逸材であることは間違いない。
ファン・ダイクが纏うオーラや風格といったものは圧巻で、同選手を超えるのは簡単ではないが、ファーディナンド氏が期待を寄せるサリバとヨロはどんな選手へとこれから成長していくだろうか。