ストライカーよりも優先順位は上? クラブレジェンドが考えるアーセナルが今夏 “補強しなければらない”ポイントとは

着実にタイトルに近づくアーセナル photo/Getty Images

主力のバックアッパーが必要

着実に力をつけ、悲願のプレミアリーグ制覇に向けてあと一歩のところまで来ているアーセナル。昨夏に補強したデクラン・ライスやカイ・ハフェルツが躍動したこともあり、今夏の補強も大きな注目を集めている。

アーセナルがタイトルを獲得するためにはトップクラスのストライカーが必要だという声も多い中、クラブのレジェンドであるイアン・ライト氏には別の考えがあるようだ。同氏はストライカーの獲得よりも優先度が高いポイントとして、ウィリアム・サリバとブカヨ・サカのバックアッパーが必要だと語った。

「誰もがセンターフォワードについて話している。でも難しいかもしれないが、強力なセンターフォワードがいないことの打撃には対処できる。私はブカヨ・サカ、そしてウィリアム・サリバの控えが必要だと思う。そしてもう1人のミッドフィールダーだろう。マンチェスター・シティが選手を招聘することに関して能力があることは見てわかる。チーム全体を強化する必要があるのだから、ウィリアム・サリバのポジションに挑戦できるような選手が入らなければならない」(『FootballTransfers』より)
ストライカーはアーセナルに必要な存在ではあるが、ハフェルツがCFとして高いパフォーマンスを見せたことで、その声は少し収まりつつある。その中でライト氏は絶対的主力であるサカやサリバのバックアッパーが不可欠であり、ポジション争いによって引き起こされるチーム全体のレベルアップも必要だと考えているようだ。

サリバとガブリエウ・マガリャンイスのCBコンビは世界トップレベルであることを今季証明したが、長いシーズンを戦う上で、この2人の代わりとして出場してもレベルが大きく下がらないCBは必要かもしれない。また左ウイングはガブリエウ・マルティネッリとレアンドロ・トロサールで回すことができるが、右は現状サカしかいない。マルティネッリやガブリエウ・ジェズスがそのポジションを担うこともあるが、削られることも多いサカのバックアッパーもできれば欲しいところだ。

ライト氏はストライカーよりも優先すべき補強ポイントがあるという考えだが、アーセナルは今夏、どのような補強戦略を見せるのか、注目だ。

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