クラブが降格に近づく中で、選手はビッグクラブ移籍が近づく? リヴァプール、レアル・マドリードがムリージョ獲得を狙う

フォレストで存在感を見せるムリージョ photo/Getty Images

多くのビッグクラブから注目を集める

ノッティンガム・フォレストがプレミアリーグからEFLチャンピオンシップへの降格に瀕する中で、欧州トップクラスの若手DFであるムリージョはチャンピオンズリーグを狙えるビッグクラブへの移籍が近づいている。

ノッティンガム・フォレストは今季、収益と持続可能性に関する規則(PSR)の違反で3月18日に勝ち点4剥奪の処分を受けた。その結果、現在降格圏まで勝ち点1差の17位と降格の危機に瀕している。困難なシーズンを過ごしているクラブの中で、21歳のムリージョはファンにとっての希望の光となっていた。

ムリージョは184cmの身長で分厚い体格を持ち、スピード、フィジカルの強さ、技術の高さを兼ね備えたCBとして高い評価を勝ち取っている。フォレストにとって昨年8月まで13試合しか出場経験のなかったムリージョを1500万ポンドでコリンチャンスから獲得できたことはクラブにとって最高の契約の一つと言えるだろう。移籍後のリーグ戦でムリージョは27試合に出場しており、クラブ内で不動の地位を築き上げた。
しかしながらクラブが降格となった場合、有力選手の放出は免れず、また降格を回避出来たとしてもPSR違反を回避するためにフォレストは今夏に選手を売却する必要がある。『Daily Mail』はムリージョには少なくとも5000万ポンドの価値があるとみており、監督交代からチーム再編の可能性があるリヴァプールや、守備に課題のあるチェルシー、今季CBの怪我人が続出したレアル・マドリードなど多くのビッグクラブがムリージョの獲得を狙っていると報じている。

フォレストにとってみれば、バーゲン価格で見出した若き才能をわずか1年で逃すような真似はしたくないだろう。とはいえ、クラブの財務状況から考えてビッグクラブが多額の移籍金を提示した場合、ムリージョの移籍に合意せざるを得ない可能性が高いのが現状と言える。

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