“34歳”迎えた今が「肉体的にはキャリアの中で最高の瞬間」 レアルに戻ってきたホセルが過ごす全盛期

レアルに戻ってきたホセル photo/Getty Images

昨年にはスペイン代表デビューも果たした

近年はアスリートのコンディション調整も進化しており、サッカー界でも30代半ばで全盛期を過ごす選手が増えてきた。

今季特別なシーズンを過ごしているのは、エスパニョールからレンタルでレアル・マドリードに加入した34歳のFWホセルだ。

かつてホセルはレアルのBチームに所属していたことがあったが、当時はトップチームの主力になれなかった。そこからドイツのホッフェンハイム、イングランドのストーク・シティ、ニューカッスル、スペインのアラベス、エスパニョールなどを経て、11年ぶりにレアルへ戻ってきたのだ。
前線の1番手というわけではないが、ここぞの場面で確実に結果は出している。今季は全コンペティション合わせて13ゴール3アシストの結果を残していて、キャリア初となるチャンピオンズリーグの戦いも経験した。

昨年には32歳11ヶ月でスペイン代表デビューも果たした。英『The Guardian』によると、ホセルは今が全盛期だと語る。各国の中堅クラブで踏ん張ってきたからこそ、今があるのだ。

「スペイン代表デビューを果たしたとき、妻は喜んで泣いてくれた。時間がかかればかかるほど、そのありがたみは増すものだ。肉体的にはキャリアの中で最高の瞬間の一つにいると思う。 34歳になったばかりだけど、肉体的な実感はないんだ。 15年前のサッカー界では、34歳の選手と契約するクラブは少なかったけど、今では3000万ユーロ、4000万ユーロといった移籍金とともに2年契約を結ぶことだってできる。習慣を変えることで、人生も変わる。33、34歳で難しいこともあるが、今すぐにやめるつもりはないよ」

スペイン代表でもデビューから10試合で5ゴールと結果が出ており、今夏のEURO2024に参戦することも可能だろう。3月27日に34歳の誕生日を迎えたホセルは、間違いなく今が全盛期だ。

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