デ・ブライネの役割は変わらない 復帰後8試合で “2ゴール7アシスト”の司令塔は高い位置でこそ輝く

マンCの司令塔デ・ブライネ photo/Getty Images

指揮官はファイナルサードで期待

復帰後8試合に出場し、2ゴール7アシストという圧巻の成績を残しているマンチェスター・シティの司令塔MFケビン・デ・ブライネ。

開幕戦で負傷離脱したデ・ブライネであったが、FWフリアン・アルバレスやFWフィル・フォーデンの奮闘もあり、同選手不在でも大きな穴とはならなかった。しかし、復帰後はデ・ブライネの存在の大きさを感じる試合も多く、残している数字も圧倒的だ。

プレイ時間も少しずつ伸ばしており、公式戦3試合でスタメンフル出場を果たしているデ・ブライネ。以前、セスク・ファブレガスは年齢と共に落ちるフィジカル面を考えると深い位置でのプレイも増える可能性があると語っており、2列目で躍動するアルバレスやフォーデンをサポートする仕事も増えるとの見方もあったが、ペップ・グアルディオラはデ・ブライネに求める役割は変わらないと語る。
「ケビンは8年間で深い位置を守るホールディングミッドフィールダーとしてプレイしたことは一度もなかった。ケビンは、私たちが一緒に過ごした8年間にプレイしていたポジションでプレイしなければならない。何も変わらない。絶対に何も」

「もちろん、彼は私たちを助けてくれるし、深い位置まで走ってくれるときはとても助かるけど、私は彼がボックスの近くでハイプレスをかけるほうが好きなんだ。(彼が私と一緒にいた)すべての期間と何も変わらない」(クラブ公式)

左右両足で高い精度を誇るデ・ブライネであれば深い位置からでもチャンスメイクは可能だが、ペップはファイナルサードでのプレイにより期待しているようだ。以前、ペップは同選手にアシストだけではなく、ゴールを求めるコメントも残しており、デ・ブライネのゴールセンスにも期待を寄せている。

まだ本調子ではないが、エヴァートン戦ではFWアーリング・ハーランドとのコンビネーションも見られ、昨季手をつけられなかったコンビの復活も見られた。昨季ほどの完成度はまだ見られないシティだが、完全復活が近づくデ・ブライネの後半戦のプレイから目が離せない。

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