“長すぎるAT”はサッカーを面白くしている? アジアカップ、AFCONでも終盤のドラマ連発で史上最高の大会だったとの見方も

アジアカップはカタールが制覇 photo/Getty Images

終盤まで手に汗握る戦いが目立った

1月から2月にかけて行われたアジアカップ、アフリカ・ネイションズカップの両大会はFIFAランクの低いチームが上位へ進出するなど、何かとサプライズの多い大会だった。

過去の大会と比較するのは簡単ではないが、『ESPN』は開催国コートジボワール代表の優勝で幕を閉じたアフリカ・ネイションズカップは史上最高のアフリカ・ネイションズカップだったのではないかと振り返っている。

その1つの理由に、終盤のドラマが挙げられている。これは2022年のワールドカップ・カタール大会でもそうだったが、現在はアディショナルタイムが正確に計測されている。それにより、アディショナルタイムが10分を超えるなんてゲームも珍しいものではなくなってきた。
それは今回のアフリカ・ネイションズカップでも同じで、グループステージだけでも89ゴールのうち13ゴールが90分以降に決まっている。やはり終盤になれば選手の疲労もピークに達するため、そこでドラマが生まれる可能性が高まるとも考えられる。

その影響もあってか、今回のアフリカ・ネイションズカップでは大会史上最多となる119ゴールが生まれている。もっともアフリカ・ネイションズカップは以前まで16チーム制で行われていて、現在の24チームに拡大したのは2019年大会からだ。それでも2019年大会(102ゴール)、2021年大会(100ゴール)の数字は大きく上回っている。

長いアディショナルタイムの影響はアジアカップにも表れていて、アジアカップでは大会を通して90分以降に21ゴールが生まれている。ベスト8でイランに敗れた日本代表も、最後のPKは後半アディショナルタイムに決められたものだった。

3-3と大熱戦になったグループステージの韓国VSマレーシアの一戦では、マレーシアが後半アディショナルタイム15分に劇的な同点ゴールを決めていて、アジアカップも終盤のドラマが目立っていた。

長いアディショナルタイムは選手にとって負担が大きいが、見る者を魅了する特別な時間になりつつあるのは確かだ。終盤のドラマが多かった点においては、アジアカップもアフリカ・ネイションズカップも史上最大級の盛り上がりを見せたと言っていいだろう。

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