「彼のことを遅い選手という声も……」 抜群のサッカーIQ誇ったモッタがボローニャで歩む名将への道

ボローニャを指揮するモッタ photo/Getty Images

セリエAでトップ4見えてきた

今季のセリエAでサプライズを起こしているチームの1つがボローニャだ。上位の常連クラブではない中堅チームだが、今季のボローニャは現時点でセリエA5位につけている。4位アタランタとは勝ち点42で並んでいて、トップ4入りも夢ではない。

チームを指揮するのは、バルセロナやインテル、パリ・サンジェルマンで活躍してきた元イタリア代表チアゴ・モッタだ。現役時代から気の利いたプレイを見せるMFだったモッタは、2022年から指揮するボローニャで名将の気配を漂わせている。

伊『Gazzetta dello Sport』によると、2011年にモッタのイタリア代表招集を決めた当時の代表監督チェーザレ・プランデッリもモッタの才能を称賛しており、その特長について次のように語っている。
「私が彼を代表チームに招集したとき、彼のことを遅い選手という声もあった。そうかもしれないが、チアゴには並外れた判断スピード、ゲームビジョンがあったからね」

選手としてのその特長は、指揮官になった今も活かされているのかもしれない。現役時代は決して身体能力に優れた選手ではなかったが、ポジショニングなどサッカーIQの高いクレバーな選手だった。バルセロナ、インテルなどビッグクラブで長く活躍してきたキャリアがその才能を証明していて、モッタは頭脳派指揮官として名将への道を歩み始めている。

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