サラーは「ピッチ上でリーダーになったことはない」 消化不良なAFCON敗退にエジプト代表OBは苦言

負傷もあって力を発揮できなかったサラー photo/Getty Images

今大会はベスト16で敗退

31歳で自身4度目となるアフリカ・ネイションズカップに挑んだエジプト代表FWモハメド・サラーだったが、大会途中にハムストリングを痛めて離脱。チームもベスト16で敗れてしまい、今回も頂点には届かなかった。

サラーは現在のアフリカサッカー界でも1、2を争うスタープレイヤーだが、アフリカ・ネイションズカップを制したことはない。2017、2021年大会ではファイナルまで駒を進めたが、どちらも準優勝に終わっている。

年齢的にはまだまだ挑戦も可能だが、ここからパフォーマンスが落ちていく可能性も考えられる。リヴァプールのエースとして活躍している今の間にエジプトを優勝に導けなかったのはショックか。
仏『Foot365』によると、元エジプト代表選手として2006年のアフリカ・ネイションズカップを制しているミドは、サラーにリーダーシップが不足していると厳しい指摘をしている。

「サラーはエジプトのスターだが、彼が代表チームでやっていることはメッシがアルゼンチン代表でやっていることと同じだろうか?サラーは精神的に進化はしたが、ピッチ上でリーダーになったことはない。その証拠に、リヴァプールでもキャプテンマークを巻いていない。サラーはエジプト代表のキャプテンになったことでマイナスの影響を受けたのだろう。キャプテンマークをつけなければ彼はもっと自由になり、プレッシャーも軽減されたはずだ。彼はキャプテンの重荷を背負うのが難しいと感じている選手の一人だ」

代表のエースとしてチームを強烈に引っ張るリーダータイプではないということだろうか。エジプト代表ではキャプテンを任されているが、今回は消化不良な形で終わってしまった。エジプトは過去に同大会を3連覇したこともあるが、サラー世代ではアフリカの頂点に届かないのか。

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