豪州の“神童FW”はアジアカップに出場せず…… W杯でアルゼンチン相手にインパクト残した19歳の悩める現在

オーストラリア代表で期待されているクオル photo/Getty Images

ニューカッスルと契約したところまでは順調だったが……

2022ワールドカップ・カタール大会でベスト16に入ったメンバーを中心に、今回のアジアカップ2023でも優勝候補の一角に挙げられていたオーストラリア代表。

結果は韓国代表に敗れてベスト8敗退となったが、少々痛手だったのは巨大な才能と考えられてきた若きストライカーが伸び悩んだことだ。

今回のアジアカップメンバーから外れたのは、カタール大会にも出場した19歳のFWガラン・クオルだ。
カタール大会では途中出場ながらアルゼンチン相手にも見せ場を作るなど、クオルは世界も注目するアジアの大型新人だった。昨年冬にはニューカッスルとも契約を結んでおり、今回のアジアカップでも戦力になるかと思われた。

しかし、その後のクオルは苦戦気味だ。昨年1月にはニューカッスルからスコットランドのハーツ、そして昨夏にはオランダ・エールディヴィジのFCフォレンダムにレンタル移籍しているのだが、結果が出ていない。ハーツでは僅か9試合で1ゴール、現在プレイするフォレンダムでも15試合で1ゴールのみと苦戦している。

まだ19歳と若いため、焦る必要はない。ただ、クオルが順調に伸びていた場合はオーストラリア代表の仕上がりはもっと違ったものになっていたかもしれない。フォレンダムでは昨年11月が最後の先発出場となっていて、2026年のワールドカップまでに状況を変えられるだろうか。

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