韓国がベスト4で負けるかも? “アジア版モロッコ”・ヨルダンの不気味さ「モロッコがW杯でやったことと同じことを」

ベスト4まで駒を進めてきたヨルダン photo/Getty Images

堅守速攻が大きな武器に

2日、韓国代表はアジアカップ2023・準々決勝でオーストラリア代表を延長戦の末に撃破した。PK戦までもつれたベスト16・サウジアラビア戦に続く激闘で、韓国は優勝候補にも挙げられるアジアの強豪2チームを立て続けに撃破したことになる。

ベスト4の相手は、タジキスタンを撃破してきたヨルダンだ。単純に戦力だけを見れば、韓国の方が上だろう。大会前の評価ならば、ベスト16で対戦したサウジアラビア、ベスト8の相手オーストラリアの方が上だろう。しかし、まだ韓国の決勝進出を楽観視すべきではない。

今大会のヨルダンはなかなか危険なチームに仕上がっていて、両チームはグループステージでも顔を合わせている。そこでは2-2と引き分けており、韓国にとっては今回も引き続き厄介な相手となるはず。
『Bleacher Report』もベスト4まで進んできたヨルダンの快進撃を取り上げているが、SNSでは2022年のワールドカップ・カタール大会で史上初のベスト4まで駒を進めたモロッコ代表と重ねる声も出ている。

「ヨルダンはワールドカップでモロッコがやったことと同じことをしている」

「彼らはアジアカップを制するかもしれない」

「ヨルダンの戦略は功を奏していて、過小評価されてきたポテンシャルを証明している」

モロッコとの共通点を挙げるならば、堅守速攻だろうか。ここまでの戦いで、ヨルダンがポゼッション率で上回ったのはグループステージのバーレーン戦のみだ。グループステージでの対韓国戦では34%のポゼッション率となっていて、堅守速攻はカタール大会でも1つのトレンドとなった。

フランスのモンペリエでプレイし、ヨルダンの10番を背負うMFムーサ・アル・ターマリを中心としたカウンターはキレ味鋭く、ヨルダンが決勝へ上がってくる可能性も十分にあり得るだろう。

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