サラゴサかベルフワインか? 怪我人続出のバイエルンが打開策として入団前倒し、即戦力補強を検討

アヤックスのベルフワイン photo/Getty Images

怪我人続出で新戦力獲得が急務に

バイエルン・ミュンヘンで主力選手の怪我が相次いでいる。フランス代表MFダヨ・ウパメカノ、ドイツ代表MFジョシュア・キミッヒらに続いて、27日に行われたブンデスリーガ第19節アウクスブルク戦ではフランス代表FWキングスレイ・コマンが左膝靭帯を断裂し、長期離脱を余儀なくなされた。ドイツ代表MFセルジュ・ニャブリも昨年12月以来左内転筋負傷で離脱中のため、ウパメカノやキミッヒの不在で手薄になった守備陣だけでなくサイドアタッカーの補強も喫緊の課題となっている。
 
バイエルンはこの難局を打開するために、まずは既に今夏グラナダからの加入が決まっているスペイン代表FWブライアン・サラゴサの入団時期を早めようとしているようだ。バイエルンでスポーツディレクターを務めるクリストフ・フロイント氏はドイツ紙『Bild』にサラゴサの入団前倒しについて、「その可能性は完全に排除されているわけではない。我々は、彼を予定よりも早く獲得できないか話し合いを続けている」と語り、グラナダ側と交渉していることを認めた。
 
ただし、サラゴサ自身は『Bild』の取材に対して、「僕はグラナダの首脳陣との話し合いの場で、移籍はしたいけど今シーズンが終わるまではグラナダに残りたいと伝えた。グラナダは僕にとって大事なクラブだから、出て行く前に残留を確実にしたいんだ」とコメント。ラ・リーガで現在20チーム中19位と降格圏に沈むグラナダを見捨てるつもりはないと明言していて、グラナダがバイエルンの要請に応じるかは不透明な状況となっている。
 
こうした中、同紙はバイエルンの新たな獲得候補としてアヤックスのオランダ代表ステーフェン・ベルフワインの名前を挙げている。PSVでプロデビュー後、トッテナムを経て現在はアヤックスで主将を務めるベルフワインなら即戦力として活躍が期待できるとして、既にアヤックス側に獲得を打診し、ベルフワインの代理人とも接触を図ったという。
 
ベルフワインはアヤックスとの間に2027年6月末まで契約が残っているため、今冬の移籍市場で獲得をめざす場合にはかなり高額の移籍金が必要となる。果たして残り数日で閉まる移籍市場でバイエルンは大型移籍を実現させるのだろうか。

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