チェルシーはまだ真にパルマーを生かせてない? プレミア屈指のチャンスメイク力を誇るレフティに “応えられる選手”が必要か

圧巻の存在感を見せているパルマー photo/Getty Images

パスも一級品のパルマー

今シーズンよりチェルシーに加入したイングランド代表MFコール・パルマーはすでにチームの中心的な存在となっている。

リーグ戦17試合で9ゴール4アシストを記録しているパルマー。ここまではチームの攻撃を牽引する存在感を見せているが、英『Sky Sports』はパルマーが作ったチャンスをチェルシーは生かせてないと報じている。

「彼が合計4アシストという比較的控えめな成績を残しているということは、何よりも彼のチームメイトの無駄遣いを物語っている」
データサイト『Opta』によると、パルマーは1試合あたり、オープンプレイからのアシスト予想で0.31を記録しており、これはマンチェスター・シティのFWジェレミー・ドクに次いでプレミア2位の成績だという。また1試合あたりのスルーパスの本数も1.09となっており、ウェストハムのMFルーカス・パケタに次ぐプレミア2位の成績だという。

パルマーは今シーズンのチェルシーのトップチャンスクリエイターであり、シュートにつながるパスの多さはプレミア8位、相手の最終ラインを崩すパスではプレミア6位という成績を収めているが、チェルシーはそのチャンスを生かすことができていない。

また同メディアによれば、チェルシーは期待ゴール数42.10に対してわずか35得点しか挙げておらず、今季のプレミアでワースト3の期待ゴール数と実際のゴール数が離れたチームであるとのこと。

最後に同メディアは「チェルシーはすでに彼の存在の恩恵を感じている。しかし、それを本当に生かせるかどうかは別問題だ。今のところ、パルマーは一歩先を見据えている。追いつくかどうかはチームメイトにかかっている」と述べており、パルマーのチャンスメイク力に応えられる選手が必要だと伝えている。

フラム戦のPK獲得のきっかけとなったパスのようにパルマーは絶妙はスルーパスやピンポイントクロスも上げることができる選手だ。バイタル付近ではなんでもできると言っていいほど引き出しが多いパルマーを本当の意味で生かす存在が、より順位を上げていく上では必要となるのかもしれない。


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