「考えられる限り最悪のタイミングで彼を失うとは」 優勝へ正念場の12月に冨安を欠くアーセナルはどうなる

複数ポジションをこなしてきた冨安 photo/Getty Images

ここから1か月は難しい相手との対戦続く

過密日程となる12月をどう乗り切るのか。日本代表DF冨安健洋が負傷離脱してしまったことで、アーセナルは最終ラインの構想に頭を悩ませることになりそうだ。

今季の冨安は開幕から先発、途中出場問わずチームに大きく貢献しており、最近はサイドバックとして先発に入る機会も増えていた。チームもリーグで首位に立つなど良い流れで中盤戦を迎えていたのだが、その矢先に冨安がふくらはぎを痛めて4〜6週間ほど離脱することになってしまった。

この離脱期間の発表に、SNS上では現地サポーターの嘆き節が目立つ。
「考えられる限り最悪のタイミングで彼を失うとは」

「スタメンに入り始めたばかりだったのに、怪我をしてしまった」

アーセナルは9日に好調のアストン・ヴィラとアウェイで激突する予定で、アストン・ヴィラの本拠地であるヴィラ・パークは今やビッグクラブも恐れる要塞だ。アーセナルも簡単には勝てないだろう。

それが終わるとチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節のPSV戦を挟み、17日にホームでブライトン戦、23日にリヴァプール戦、28日にウェストハム戦、31日にフラム戦、年明け8日にFA杯・3回戦でリヴァプールと対戦する予定となっており、日程に加えて対戦相手もかなり厄介だ。

CLはすでにグループ突破を決めているため消化試合となるが、プレミアリーグ特有の難しい年末の戦いを何とかクリアする必要があり、サポーターが嘆く通り最悪のタイミングで冨安を欠くことになる。

ここはプレミア制覇へ正念場となりそうだが、勝ち点をどう拾っていくのか。昨季はターンオーバーが少なかったことからシーズン終盤にガス欠を起こしたところがあっただけに、指揮官ミケル・アルテタの起用法にも注目が集まる。

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