ジェラードのような一撃が値千金の同点ゴールに A・アーノルドの攻撃性を生かすために新たな右SBが必要か

同点ゴールを決めたA・アーノルド photo/Getty Images

リヴァプールレジェンドは中盤での起用を勧める

マンチェスター・シティとの大一番で、試合終盤の80分に値千金の同点ゴールを決めたリヴァプールDFトレント・アレクサンダー・アーノルド。

守備面では、マンCのFWジェレミー・ドクに苦戦を強いられたが、攻撃面では持ち前のキックを武器にチャンスを多く演出。そして、FWモハメド・サラーからのパスを見事に沈めたアーノルドの一撃は、リヴァプールのレジェンド、スティーブン・ジェラードを彷彿とさせるようなシュートであった。

元イングランド代表DFであり、リヴァプールのレジェンドでもあるジェイミー・キャラガー氏は、アーノルドを本格的に中盤に組み込むために、新たな右SBの獲得に動くべきだ、と英『Sky Sports』にて語っている。
「リヴァプールはアレクサンダー・アーノルドのバックアップを獲得できていない。なぜなら、ベンチに座るために契約するのにふさわしい選手を獲得するのは難しいからだ」

「リヴァプールにはビッグマッチでプレイできる右サイドバックを獲得し、アレクサンダー・アーノルドを中盤に組み込んでほしい。それがリヴァプールが彼を中盤で起用するきっかけになるかもしれない」

「リヴァプールにはスティーブン・ジェラード以来、その距離から得点できる選手がいない。20~25ヤードからチャンスがあると思われる選手だ」

キャラガー氏は、アーノルドはジェラードのように高い精度のミドルシュートを放つことができ、同選手の攻撃性をより生かすために中盤に入れるべきだと語っている。当然、そのためにはアーノルドのポジションに入る右SBの獲得が不可欠となる。

アーノルドの守備対応は度々批判の的になってきたが、同選手には抜群の攻撃センスがある。イングランド代表では中盤起用も増えており、アーノルドを本格的に中盤に組み込むことで、リヴァプールの新たなスタイルが見えてくる可能性も十分に考えられるだろう。


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