ブライトンにも影響大 “引き抜き”は中堅クラブの宿命か ブライトンCEO「チームがうまくやればやるほど弱くなる」

ビッグクラブからも注目されているといわれるデ・ゼルビ監督 photo/Getty Images

ビッグクラブが関心とも噂されるデ・ゼルビ

ブライトンのポール・バーバーCEOは、すでに指揮官ロベルト・デ・ゼルビ監督の退団に備えているようだ。英メディア『talk SPORT』が伝えている。

レアル・マドリードやマンチェスター・シティが将来の監督候補としてリストアップしているという噂もある44歳のイタリア人指揮官のデ・ゼルビ。バーバーCEOは最悪の事態を想定してすでに動いていることを認めた。

「優秀な選手やスタッフは常に注目されるものだ。私たちはそれに備え、現実的にそのような事態に備えて計画を立てている。私たちにとって最大の難問はチームがうまくやればやるほど弱くなるということだ。リヴァプールに移籍したアレクシス・マックアリスター、チェルシーに移籍したモイセス・カイセドなど、そのようなことが何度もあった。突然の変化に直面した時、後任が誰なのか下調べをしていなかったために、空白期間が生まれることほど最悪なことはない」
昨シーズンの開幕直後、グレアム・ポッター監督がチェルシーに引き抜かれる形でブライトンを去った。後任として難しいタイミングでの監督就任となったデ・ゼルビだが、MF三笘薫などを擁してブライトンをプレミアリーグ6位と躍進させることに成功。今シーズンはクラブ史上初のヨーロッパリーグも戦っている。リーグ戦ではここまで5勝4分3敗で8位と昨シーズンほどの勢いはないものの、まだ上位を狙える位置につけている。

中堅クラブで結果を残した選手や監督がビッグクラブへ移っていくのは宿命とも言えるが、ブライトンがこれまで多くの主力級の選手を失ったにもかかわらず、チームとして大きく崩れないのは、バーバーCEOが語るように徹底的に“準備”をしてきた結果なのかもしれない。

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