その輝きはアーセナル時代以上? レヴァークーゼン移籍でさらに上のステージへと達したジャカの現在

レヴァークーゼンで活躍するジャカ photo/Getty Images

X・アロンソの下で中盤の重要戦力に

2016年から7年過ごしたアーセナルを今夏に離れる決断を下したMFグラニト・ジャカは、シャビ・アロンソ率いるレヴァークーゼンへと移籍した。

30歳で決断したこの移籍が、キャリアをステップアップさせることになると予想していただろうか。ここまでジャカはアーセナル時代以上の存在感を放っている。

移籍したレヴァークーゼンではMFフロリアン・ヴィルツら若手も多く、9月に31歳を迎えたジャカは経験豊富なベテランだ。アロンソもそのリーダーシップを評価しており、開幕当初より欠かせぬ主力として中盤でフル稼働してきた。
英『The Sun』はアロンソが敷く3バックシステムもジャカの能力を上手く引き出していると取り上げており、あらゆる数字が印象的なものとなっている。

「元アーセナルの主将ジャカは、アロンソの3-4-3フォーメーションのおかげもあって新しい役割で輝きを放っている。3枚のセンターバックが後方をカバーすることにより、ジャカは中盤から前方へ顔を出す自由度が増した」

「驚くべきことに、彼はレヴァークーゼンでまだ得点もアシストも記録していない。しかし、アシストの1つ前に繋がる重要なパスを多く出しており、ここまで合計12のチャンスを生み出している。ファイナルサードへのパス本数も129本と多く、これは欧州5大リーグの中でもトップだ。また、ジャカは毎試合平均100 本近くのパスを成功させていて、その精度は93%以上と驚異的だ」

昨季はアーセナルの中心選手としてリーグ戦7ゴール7アシストを記録しており、アーセナルでは最高のシーズンだったと言っていい。しかし今季はそれにも負けぬ充実のシーズンを過ごしており、ブンデスリーガ制覇も狙えるポジションだ。ここまでは大正解の移籍となっており、想像を遥かに上回るスタートだ。

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