ヴィカーリオはイタリアで過小評価されている? 首位を走るトッテナムの守護神は今季ここまでプレミアトップのセーブ率を誇る 

トッテナムの守護神ヴィカーリオ photo/Getty Images

イタリア代表での立ち位置に英メディアは疑問

プレミアリーグ9試合を終えて、7勝2分で首位を走るトッテナム。

アンジェ・ポステコグルー新監督の下、新キャプテンとなったFWソン・フンミンの躍動やチームの司令塔としてタクトを振るうMFジェイムズ・マディソンの加入がここまでのトッテナムの原動力であることは間違いない。

しかし、このトッテナムの好調をピッチの底から支えるGKグリエルモ・ヴィカーリオの存在を忘れてはならない。今夏にイタリアのエンポリから加入したGKはこれまで長年トッテナムのゴールマウスを守ってきたGKウーゴ・ロリスの後釜として抜群の存在感を見せている。
英『Daily Mail』は、現在プレミアリーグで抜群の存在感を見せているヴィカーリオのイタリアでの評価に疑問を持っているようだ。

「昨年初招集されたものの、まだ代表デビューには至っていない。彼は最近、ジャンルイジ・ドンナルンマとアレックス・メレトの両方を上回っているが、依然としてアズーリの第3ゴールキーパーである」

またヴィカーリオは昨シーズン、セリエAで欧州5大リーグのトップとなる227セーブを記録したにも関わらず、イタリアで正当な評価がされていないことが不思議だと綴っている。

そんなヴィカーリオだが、同メディアによると、トッテナムで8失点しかしておらず、プレミアリーグの全ゴールキーパーの中で最も高いセーブ率(84%)を誇り、同時に最も多くのクリーンシート(4回)を達成しているという。 同選手のセーブ率はマンチェスター・シティのGKエデルソン(62%)、リヴァプールGKのアリソン(76%)よりも高い数字だ。

まだ代表では陽の目を浴びていないヴィカーリオであるが、プレミアではすでにその存在感を示している。首位を走るトッテナムを支える守護神が、イタリア代表でもその存在を発揮するのは時間の問題か。

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