世界最高のCBと言われた数年前の輝きは消え去った? オランダ代表でもファン・ダイクに疑問が

アイルランド戦では怪しい対応も目についたファン・ダイク photo/Getty Images

アイルランド戦では不安定なプレイも

現在のオランダ代表はセンターバックに豊富なタレントを抱えているが、その中で絶対的な信頼を得ているのがリヴァプールのフィルジル・ファン・ダイクだ。

オランダは昨年のワールドカップ・カタール大会終了後より指揮官がルイ・ファン・ハールからロナルド・クーマンに交代したが、ファン・ダイクの序列は変わっていない。3バックの真ん中で起用されるケースが多く、今月のEURO2024予選2試合でもフル出場している。キャプテンマークも任されており、チームの絶対的リーダーなのだ。

ただ、ファン・ダイクに関しては衰えを指摘する声もある。これはリヴァプールでプレイしている時も同様で、数年前の圧倒的パフォーマンスは影を潜めている。2020年のエヴァートン戦で負った右膝前十時靭帯損傷の大怪我からパフォーマンスが落ちてしまったとの声もあり、32歳を迎えたファン・ダイクはややピークを過ぎてしまったのかもしれない。
オランダは10日に行われたEURO2024予選・第6節でアイルランド代表を2-1で撃破しているが、ファン・ダイクはこのゲームでハンドを取られてPKを献上している。セットプレイからの不運なPKではあったが、少々ネガティブな形で目立ってしまった。

また、その後も相手のスルーパスへの対応も曖昧なものになるなど、ファン・ダイクのパフォーマンスに関してSNS上では批判的な意見も出ている。

「ファン・ダイクはもう終わった」

「ファン・ダイクは今、本当にひどい時期を過ごしている」

ベンチにはトッテナムへ移籍したミッキー・ファン・デ・フェン、インテルのステファン・デ・フライが控えており、オランダは他にもニューカッスルのスフェン・ボットマンや現在長期離脱しているアーセナルのユリエン・ティンバーなど優秀なDFがいる。

まずはEURO2024出場権獲得が第一目標だが、来夏の本大会でもファン・ダイクを信用すべきなのか。数年前は世界最高のセンターバックと言われた男の評価が揺らいでいる。

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