行き場のないルカクはスパーズへ? しかし会長は30歳の完全移籍を拒否

ルカクの去就は不透明だ photo/Getty Images

スカッドの膨張も避けたい

エースストライカーであったハリー・ケインをバイエルンへ放出し、最前線の大黒柱を失ったトッテナム。シーズンは始まっており、すぐに補強に動くと思われたが、穴埋めはそう簡単ではないようだ。

候補のひとつとして、チェルシーFWロメル・ルカクをレンタルで獲得するという案が挙がっているようだ。英『Daily Mail』が報じたところによれば、スパーズはブルーズで居場所を失うルカクを最前線のターゲットに据えようとしている。ルカクは昨季はイタリアのインテルにレンタルされ結果も残していたが、一方でユヴェントスに加入しようと動いていたことがインテル首脳陣を怒らせ、インテル完全移籍の線は消滅したと見られている。

しかし、ダニエル・レヴィ会長は30歳のストライカーを完全移籍で獲得することには反対しており、あくまでもレンタルでの獲得を狙っているようだ。ケインの売却益があるとはいえ、今夏はDFミッキー・ファン・デ・フェンやMFジェイムズ・マディソンらの獲得のために、すでに資金を使っている。
アンジェ・ポステコグルー監督もマンチェスター・ユナイテッド戦前に「現時点でチームが大きすぎるのに、選手を獲得し続けることはできない」と語っている。スカッドのバランスを考えると、高給が予想されるルカクのような選手を完全移籍で獲得することはやはりデメリットが大きいか。

ユヴェントスへの移籍も動きがないルカク。行き場がなくなってしまっているが、スパーズが迷えるストライカーをフックアップすることはあるのか。

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