板倉は来季もボルシアMGで続けるべき? 気になる《チーム得点数TOP4全員退団》の事実

ボルシアMGで主力を務める板倉 photo/Getty Images

板倉と最終ライン束ねたエルヴェディの去就も気になる

日本代表DF板倉滉は新シーズンもボルシアMGでプレイするのだろうか。以前よりイタリア王者ナポリからの関心が噂されており、まだどう動くかは分からない。

ボルシアMGには昨夏加入したばかりで、そこでは主力となっている。ボルシアMGでのプレイ継続も悪い選択肢ではないが、気になるのはチーム状況だ。

ボルシアMGはすでにFWマルクス・テュラムがインテル、ヨナス・ホフマンがレヴァークーゼン、DFラミ・ベンゼバイニがドルトムント、MFラース・シュティンドルがドイツ2部のカールスルーエへ移籍している。
この4人は、昨季のブンデスリーガにおけるチーム得点ランクTOP4に入っていたのだ。ボルシアMGにとって大きな衝撃であることは間違いない。

昨季のチームトップスコアラーはテュラムで13ゴール、2位はホフマンで12ゴール、3位はシュティンドルで8ゴール、4位はベンゼバイニで6ゴールだ。昨季はチーム全体で52ゴール奪っているため、そのうち半分以上の39ゴールをこの4人で挙げていたことになる。その4人が一斉にクラブを去るのだ。

しかもテュラム、ベンゼバイニ、シュティンドルはフリーで退団しており、ビジネス面でもボルシアMGにとって良い動きとは言えないか。

板倉とともに最終ラインを支えたスイス代表DFニコ・エルヴェディもクラブとの契約が残り1年となっており、契約延長には前向きでないという。独『Bild』は相次ぐ主力流出を心配しており、チーム力が落ちてしまう可能性が高い。

特に前線はテュラムらの抜けた穴が大きいが、ボルシアMGはこの夏に戦力を整えられるのか。昨季は10位でシーズンを終えており、チャンピオンズリーグの戦いを経験できるナポリは板倉にとって魅力的な行き先になる。

当初はボルシアMGも欧州カップ戦出場権を狙えると期待されたが、現状では来季も難しいか。

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