10代で“カカー2世”とも呼ばれたブラジルの天才は今 チェルシーでのローン地獄を経て母国へ

チェルシーでは主にBチームにプレイ photo/Getty Images

ピアソンの来季は

今季は大型補強を行ったチェルシーだが、費やした金額に見合った結果は残せなかった。それでも今夏は多くの入れ替えを行い、来季のプレミアリーグ制覇を目指す。

そんなチェルシーに過去に鳴り物入りで加入するものの、鳴かず飛ばずに終わってしまったブラジル人MFがルーカス・ピアソンである。母国サンパウロで頭角を現し、2012年の1月にチェルシーへと加入した。

各世代別のブラジル代表にも選ばれ、その甘いマスクとトップ下やサイドハーフでのテクニカルなプレイで見る者を魅了し、“カカー2世”との呼び声も高かったピアソン。チェルシーでもセカンドチームで結果を残していたが、トップでの出場機会に恵まれず。翌シーズン途中からはマラガへと期限付き移籍した。
しかし移籍先でも結果を残せず、その後はフィテッセ、フランクフルト、レディング、フラム、キエーヴォ、リオ・アヴェ、ブラガと2021年までに8クラブへローン移籍。レンタル先のクラブで主力となっても、翌年には別のクラブへレンタルされるというジレンマに陥り、2021年1月にブラガへと完全移籍を果たした。

プリメイラリーガを経て、昨年3月にブラガから母国・ブラジルのボタフォゴへと期限付き移籍。昨季はブラジレイロ・セリエAで17試合に出場するもののノーゴールに終わっており、レンタルの契約は6月末で終了だが、再びポルトガルへと復帰するのだろうか。

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