世界最高のCBと言われてきた男の評価が揺らぐ 「ファン・ダイクにはリーダーシップのスキルが不足している」と批判

オランダ代表はネーションズリーグで守備が乱れた photo/Getty Images

リヴァプールとオランダ代表の両方で評価上がらず

世界最高のセンターバックと言われてきた男にとって、今季は評価が下がる悔しいシーズンとなってしまった。

リヴァプールで奮起が求められているのは、DFフィルジル・ファン・ダイクだ。

チームは今季をプレミアリーグ5位で終えることになり、優勝争いからは早々に脱落してしまった。中盤のピース不足など様々な課題があったわけだが、ファン・ダイクの評価もやや下がってしまった。
加えて今月にはオランダ代表の一員としてネーションズリーグ準決勝に臨んだが、延長戦の末クロアチアに2-4で敗北。続くイタリアとの3位決定戦も2-3で落としてしまい、守備陣の苦戦が目立つ結果だ。

ファン・ダイクは両ゲームに先発しており、やはり評価は辛口だ。ファン・ダイクはチームリーダーでもあるが、代表OBのルート・フリット氏はリーダーシップが不足していると指摘する。

「ファン・ダイクとデ・ヨングにはリーダーシップのスキルが不足しているように思う。ピッチ上にリーダーがいないと、指揮官の仕事は難しくなる。2人がリーダーになるべきだ」(オランダ『De Telegraaf』より)。

オランダ代表は昨年のワールドカップ・カタール大会終了後、再びロナルド・クーマンが指揮官に復帰している。今回のネーションズリーグではクーマンの采配も疑問視されることになったが、ファン・ダイクにも厳しい視線は向けられている。

来年にはEURO2024も控えている。まずはリヴァプールで再びプレミアの優勝争いに絡ことが重要だが、ファン・ダイクは世界最高のセンターバックとの評価を取り戻せるか。

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