12年前のシティの「10番」がインテル勝利の鍵  CL制覇に向けて欠かせないストライカー

インテルのストライカー、ジェコ photo/Getty Images

シティとの決勝に挑むインテル

今シーズンの欧州サッカーも終盤を迎え、残る注目の的はCLの決勝戦だ。今シーズンのファイナルはインテルとマンチェスター・シティというカードになった。

2009-10シーズンぶりのCL制覇を目指すインテルと、悲願のCL初制覇と3冠に向けて負けられない試合となる。CL準決勝でのレアル戦やメンバーを見るとシティ優勢にも見えるが、英『Daily Mail』はインテルが番狂わせを起こす上で、鍵を握るのは、かつてシティでもプレイしていたインテルのFWエディン・ジェコだという。

ジェコは2011年から2016年の5年間シティに在籍し、2011-12シーズンにはシティの優勝に貢献したメンバーだ。37歳のジェコは全盛期に比べると得点数などは減っているが、チームへの貢献度は今も高い選手だ。ベテランでありながらも、CL準決勝の1stレグでスーパーボレーを決め、決勝進出に大きく貢献している。チームへの献身性や、FWラウタロ・マルティネスとのコンビネーションもインテルの大きな武器だ。スタメンがどうなるかはわからないが、FWロメル・ルカクもいるためジェコは試合開始から体力を気にせずプレイすることもできるだろう。
CL決勝のカードが決まった時にジェコは「イスタンブールで会いましょう」と自身のSNSで投稿し、シティとの対戦を楽しみにしているようだ。11-12シーズンにシティが優勝を決め、伝説の“93分20秒”が生まれたシティvsQPR戦はアグエロのゴールに注目が集まるが、この試合でATに同点ゴールを決めたのはジェコだ。重要な試合で結果を残す勝負強さはACミラン戦のようにベテランになっても健在だ。

古巣との一戦になるジェコはインテルが優勝するための鍵を握る。

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