ヴィニシウス、ロドリゴとは大きな差が 今季もレンタル先で“2ゴール”に終わったカカー2世

今季はジローナでプレイしたレイニエル photo/Getty Images

ジローナでも出番は限定的

レアル・マドリードでスーパースターへの階段を駆け上がるヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスとは大きな差がついてしまった。

今季もレンタル先のジローナで苦いシーズンを過ごしたのは、21歳のブラジル人MFレイニエル・ジェズスだ。

レイニエルはブラジルのフラメンゴで成長した選手で、フラメンゴからレアルへ向かうルートはヴィニシウスと同じだ。近年のレアルが続けてきた若手補強策の1つで、加入当初はカカー2世なんて期待もあった。
しかし、この3年はなかなか厳しい。2020年の夏にはドルトムントにレンタル移籍したが、ドルトムントはドイツ・ブンデスリーガの中でも上位クラブだ。2列目のレギュラー争いは熾烈で、レイニエルは成長の機会を逃してしまった。

そこで今季は同じスペイン1部のジローナへレンタル移籍し、9月に行われたリーガ・エスパニョーラ第5節のレアル・バジャドリード戦では得点も記録。ここまではまずまずの滑り出しだった。

だが、この1点だけで得点ペースはピタリと止まってしまった。10月は筋肉系のトラブルで離脱し、復帰してからはポジションを失った。今月4日に行われた最終節のオサスナ戦では途中出場から得点を記録したが、シーズン全体では満足できない結果だろう。

スペイン『as』はレイニエルが今後もスペイン国内でのプレイを望んでいると伝えているが、現状はレアルでプレイするレベルにはない。まずはクラブで安定した出場機会を確保し、地道にアピールしていくしかない。

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