ペップ・マンCで育つ選手をイングランド代表でどう活かす? グリーリッシュ、ストーンズら気になる起用法

グリーリッシュはシティで大きく伸びた photo/Getty Images

気になるサウスゲイトの活かし方

サッカー界を代表する名将ジョゼップ・グアルディオラの凄いところは、各代表チームにも影響を与えてしまうところにある。

これまで指揮してきたバルセロナ(スペイン)、バイエルン(ドイツ)、そして現在のマンチェスター・シティ(イングランド)と、グアルディオラのアイディアを参考にしてきたチームは多い。

今季もシティはプレミアリーグを制するなど圧巻のフットボールを展開してきたが、シティのタレントたちはイングランド代表においても特別だ。
今月24日にはEURO2024予選へ向けた代表メンバーが発表されているが、そこにもシティからはDFカイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、MFカルヴィン・フィリップス、フィル・フォーデン、ジャック・グリーリッシュの5名が召集を受けている。

いずれも以前から代表監督ガレス・サウスゲイトに評価されてきた選手たちだが、グアルディオラの下でさらなる進化を遂げているのも事実だ。

特に今季はストーンズとグリーリッシュだろう。ストーンズはセンターバック、サイドバック、ボランチなど複数の役割をこなしており、シティに新たなるアイディアをもたらしている。あのスタイルを代表で再現するのは難しいだろうが、ストーンズが自信をつけているのは間違いない。これはサウスゲイトにとってもプラスだ。

グリーリッシュは攻守両面で大きく進化した。左サイドではマンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードもいるが、今のグリーリッシュをスタメンから外すのは難しいか。

あとはサウスゲイトの活かし方次第だろう。英『Daily Mail』によると、サウスゲイトもグリーリッシュについては「ジャックは良いプレイを見せてきたね。CL・マドリー戦ではボールがある時も、ない時も良かった。2年半前はそうではなかったからね。多くの進歩がある」と今季のパフォーマンスを称えている。

グアルディオラだけの功績ではないが、スペイン代表とドイツ代表はワールドカップを制している。イングランド代表もEURO2020では決勝へ進むなど着実に結果は出ており、シティの選手はもちろんメンバーのクオリティは高い。次のワールドカップは優勝を狙う絶好の機会となるのではないか。

まずはEURO2024でサウスゲイトがシティの選手たちをどうチームに組み込んでくるか注目で、グアルディオラがイングランドに与えた影響は大きい。

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