ポグバはやっぱりスーパーだ! ユーヴェ、復調の兆し見せる背番号「10」がEL制覇の鍵か

セビージャ戦で同点ゴールをアシストし、喜びを爆発させるポグバ photo/Getty Images

セビージャ戦では劇的同点弾をアシスト

ユヴェントスは11日、ヨーロッパリーグ・準決勝1stレグでセビージャと対戦。ホームでの戦いながら苦戦を強いられたが、後半アディショナルの劇的弾で1–1のドローに持ち込み、敵地で行われる2ndレグへ望みを繋いだ。そして、この一戦で存在感を発揮したのがフランス代表MFポール・ポグバだ。

昨夏にマンチェスター・ユナイテッドを退団し、6年ぶりにユヴェントスへの復帰を果たした現在30歳のポグバ。再び背番号「10」を託されたことからもわかるとおり、王座奪還へ向けての起爆剤となることが期待された。しかし、いざシーズンが開幕してみると、怪我で長期離脱余儀なくされ、ユヴェントス再デビューを果たしたのは今年2月。さらに、その後は再負傷もあり、今季の出場時間は100分ちょっととなっていた。

しかし、ここにきてポグバは徐々に調子を上げている。先日のアタランタ戦(セリエA第34節)では、プレイ時間25分ながら得意の推進力などで違いを見せつけていた。そして、今回のセビージャ戦でも70分からの出場ではあったが、抜群のキープ力や打開力を披露。ピッチに立てばポグバはやっぱりスーパーで、ボールを持った際の視野の広さや落ち着きは群を抜いている。また、この一戦ではフェデリコ・ガッティの劇的同点ゴールをアシストし、目に見える結果も残してみせた。
実際、セビージャ戦後に伊『sky sport』のインタビューに応じたマッシミリアーノ・アッレグリ監督も、限られた時間の中で期待に応えたポグバに関して「試合が敵陣で行われているとき、彼は並外れた選手になる。コンディションが最適ならば、私は彼を毎試合スタメンで起用するだろう。彼は今夜、非常に重要な貢献をしてくれたと思う」と絶賛している。

ベスト4敗退を喫した2013-14シーズンのリベンジに燃えるユヴェントス。ポグバが復調すること、彼が少しでも長くピッチにいられることが、タイトル獲得のキーとなるかもしれない。ポグバのキープ力や推進力は、EL巧者セビージャの本拠地で戦う2ndレグでも間違いなく重要となってくるはずだ。

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