シティとの大一番で鍵を握るのは 「勝ち方」を知っているかつてのチームメイト

シティでもともにプレイしたジェズスとジンチェンコ photo/Getty Images

ジンチェンコとジェズスががポイント

プレミアリーグ第33節でマンチェスター・シティとの試合を迎える首位アーセナル。勝ち点差は5ポイントあるものの、シティはアーセナルより2試合未消化試合がある。アーセナルにとっては絶対に落とせない試合であるが、見方を変えると勝てばリーグ制覇に大きく近づくことができる試合だ。

大一番を前に英『The Guardian』では、昨シーズンまでシティにいたウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコとブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスに注目している。昨シーズンのシティのプレミアリーグ制覇に大きく貢献した両選手は指揮官のミケル・アルテタに口説かれ、今シーズンよりアーセナルに加入した。アルテタはシティでペップ・グアルディオラの元でアシスタントコーチをしていた時に両選手と仕事をしていたので、2人がチームに馴染むのに時間はかからなかった。

左SBながらも自由に動き回り、チームに攻撃のリズムをもたらすジンチェンコは前回対戦でもシティを苦しめた。また彼にはメンタルの強さもある。サウサンプトン戦でも2失点した後にチームを鼓舞し、勝ち点1を拾うことに貢献している。ジェズスは怪我で前回対戦は出場していないが、怪我から復帰後は大事な試合で得点力をみせている。彼が前線から激しいプレスをかけ、流動性をもたらすことができれば、シティの守備陣でさえ翻弄できるだろう。また、彼が決めたプレミアリーグの試合は負けないというジンクスを持っているのもアーセナルには心強い要素だ。
今季はエースストライカーを迎え、偽CBという新たな戦い方を終盤戦にて見つけたペップシティだが、かつてペップの元でプレイし、サッカーIQの高い2人はシティでこのような天王山を制してきた経験がある。大一番の試合では、ジンチェンコやジェズスのもつ勝者のメンタリティはチームにとって大きな後押しになる。今シーズンの優勝を占う一戦でエティハド・スタジアムに帰ってくる元シティの2人が、シティ攻略の鍵になることは間違いないだろう。

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