“15歳”でデビューしリヴァプールへ移籍した若手の現在 昨季はスペイン2部で輝いた男はレンタル移籍を繰り返す

今季はアラベスでプレイする photo/Getty Images

コロンビアの逸材の未来は

10代でビッグクラブへ引き抜かれたプレイヤーの中には、レンタル移籍を繰り返してなかなか本来のパフォーマンスを発揮できない選手も存在する。リヴァプールに所属しながらも、他クラブへと武者修行を続けるアンデルソン・アロヨもその一人だ。

フォルタレザ(コロンビア)のアカデミーを経て2015年に15歳でデビューしたアロヨは、2018年に将来性を見込まれてリヴァプールへ加入。しかし労働許可が下りないことから、加入後すぐにスペインのマジョルカへレンタル移籍する。ただ、マジョルカでトップチームの出場は叶わず、Bチームでプレイした。

その後は毎シーズンのように期限付き移籍を繰り返し、ヘント(ベルギー)、ムラダー・ボレスラフ(チェコ)、サラマンカ、ミランデス(ともにスペイン)に所属する。昨季はミランデスでスペイン2部を戦い、リーグ戦39試合に出場した。今季はアラベスへとレンタルされており、ここまで13試合に出場して成長を続けている。

昨夏リヴァプールと新たに2025年までの契約を延長したアロヨ。地元紙『Liverpool Echo』はこれを「新たな契約を結んだのは、少し驚きだった」と伝えながらも「クラブがアロヨを諦めたくない選手であるという認識で、長期的な見通しで本人とも考えを共有していることだろう」と報道。現在23歳とまだまだこれからチームに台頭する可能性も十分に考えられる。

センターバックと右サイドバックを務めることができるアロヨ。労働許可が降りずにトップでアピールできないことは難しいが、移籍先でなんとか自身のパフォーマンスを存分に発揮して、アンフィールドのピッチに立ってほしいものだ。

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