ベリンガム獲得を諦めるのはまだ早い? “撤退報道”からリヴァプールへ加入した4人のプレイヤー

ベリンガムはどこへ行く photo/Getty Images

長らく調査を続けてきたが

リヴァプールが長らく獲得に向けて調査を続けてきたドルトムントMFジュード・ベリンガムだが、今夏の移籍市場にて同選手の争奪戦から撤退することを決めたようだと英『Sky Sports』などで報じられた。今夏、複数人のMFを獲得する意向のあるチームにとって1億ポンドを超える移籍金を1人の選手に支払うことは難しいと判断したという。

ベリンガム加入へ期待を胸に膨らませていたファンからすれば、ショックな報道だったことは無理もない。しかし過去にも“撤退報道”から獲得に至ったケースは存在しており、100パーセント諦めるのはまだ早いかもしれない。専門メディア『This is Anfield』にて過去の事例を紹介している。

最初の例が2017-18に起こったナビ・ケイタだ。2017年夏にリヴァプールは関心を示したものの、当時所属していたライプツィヒは売りには出していないと主張。複数回のオファーを拒否したことで調査は終了したと英『Daily Mail』などで伝えられた。しかしその1カ月後には契約を結び、翌シーズンからの加入が決定した。

また2017年6月にはフィルジル・ファン・ダイクがリヴァプール移籍に大きく近付いていたものの、リヴァプールはサウサンプトンを通さずにファン・ダイクと交渉していた背景もあってサウサンプトンとは合意できず。その後、リヴァプールは公式にて謝罪とファン・ダイクの関心について撤回する旨を伝え、夏の移籍は行われなかった。しかしファン・ダイクは、その後もサウサンプトンにトランスファーリクエストを提出。2018年12月に正式に加入が決まり、17-18シーズン後半戦から守備の要となった。

2018-19にはローマのアリソン・ベッカーに関心を示していたリヴァプールだが、英『Times』などで移籍金が高額なことを理由にオファーしないと報じられた。しかし最終的には同年夏にリヴァプールへ加入し、絶対的な守護神として君臨している。

最後の4人目が2020-21にリヴァプールへ加入したチアゴ・アルカンタラだ。リヴァプールが関心を示す報道が出たものの、地元紙『Liverpool Echo』は根拠のないものとして一蹴。しかし、バイエルンがチアゴの売却値を下げたことで交渉は進み、無事に契約が締結された。

現在主力として活躍する選手たちの中には、同様の報道が出ていたにも関わらず最終的に獲得へこぎつけたケースがあるということだ。

ベリンガムに対しても一度は調査を終了する報道が出たものの、今後の移籍マーケットで選手からクラブへの要求や価格の値下げなどさまざまなことが起こり得る可能性はあるだろう。マンチェスター・シティやレアル・マドリードなどが関心を示すベリンガム争奪戦だが、リヴァプールファンが諦めるのはまだ早いかもしれない。

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