「本当に楽しかった」試合は完敗したも選手たちに賛辞を送るトゥヘル ホーム2ndレグでの大逆転に挑む

トゥヘルとサディオ・マネ photo/Getty Images

指揮官からは意外な言葉

CLラウンド16・1stレグでマンチェスター・シティと対戦したバイエルン・ミュンヘン。チャンスは作ったものの、後半に崩れたバイエルンは0-3で1stレグを落とした。アウェイとはいえ、3失点での敗北はシティに大きなアドバンテージを与えてしまった。しかし、指揮官のトーマス・トゥヘルは冷静に分析し、選手たちに賛辞の言葉を送っている。

「今日、私は自分のチームのプレイに惚れ惚れした。楽しいコーチングだった。結果を見ると哀れにならなくていけないが、私にとっては本当に良かった。愚かに聞こえるかもしれないが、私自身は本当に楽しんだよ」(独『Bild』より)

結果だけ見ると完敗に思われるが、指揮官は悔しがるどころか真逆のコメントを残している。ユリアン・ナーゲルスマンから引き継いでまだ4試合目のトゥヘルはこの試合で何かを掴んだのかもしれない。CLはファイナル以外の試合はホーム&アウェイの2試合合計の結果で進出が決まる。3点差で敗北したとはいえ、まだラウンド8での敗退が決まった訳ではない。
心強いことに2ndレグはバイエルンのホームスタジアムで行われる。就任まもないトゥヘルの戦術を2ndレグまでの短い期間で仕込むことは不可能だが、それでも有り余るほどのパワーをホームサポーターが選手に送るに違いない。シティ相手とはいえ、バイエルンには4点を取る力が十分にある。死に物狂いで点を取りにくるであろうバイエルンの2ndレグでの大逆転は実現するのか。

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