ソースの使用どころか誕生日ケーキすらも禁止 プレミア昇格を決めたバーンリーで厳格さも見せているコンパニ監督

昇格の喜びを分かち合ったコンパニ監督と主将ジャック・コーク photo/Getty Images

バーンリーを大きく変えた

8日のミドルズブラ戦を2-1の勝利で終え、プレミアリーグ昇格を早くも勝ち取ったチャンピオンシップ首位のバーンリー。今季はヴァンサン・コンパニ監督の下で志向するサッカーのスタイルが変わり、主力も多く入れ替わっているが、その改革は舞台裏でもしっかりと行われているようだ。

昨季プレミアリーグを18位で終えチャンピオンシップに降格してしまったバーンリーは、GKニック・ポープやFWドワイト・マクニール、DFジェイムズ・タルコフスキー、FWマクスウェル・コルネといった主力が次々に退団するという難しい状況にシーズン当初から直面した。

しかし、コンパニ監督を新指揮官に任命すると状況が徐々に好転。FWネイサン・テラやDFイアン・マートセン、DFテイラー・ハーウッド・ベリス、MFジョシュ・カレンといった若き新戦力たちがMFジョシュ・ブラウンヒルを始めとする既存戦力とうまく融合し、強力なチームが出来上がっていった。
チームとしての戦い方もショーン・ダイチ前監督時代から大きく変化している。ロングボール主体のサッカーからポゼッション重視のサッカーへと切り替わっており、FAカップではプレミアリーグを戦うボーンマスにも勝利。準々決勝ではマンチェスター・シティに大敗したが、昇格後も十分やっていけるだけの片鱗は見せつけた。

コンパニ監督がチームにもたらした変化はピッチ内に留まらなかった。英『Daily Mail』によると、ダイチ前監督時代よりも高い基準がチーム内で設けられていて、練習場でのソースの使用が禁止されているという。それどころか誕生日を祝うケーキすらも許されていない状況のようだ。

また、コンパニ監督はいつでもトレーニングが行えるよう練習環境も整えたようで、トレーニング回数が増加。1月の時点で昨季の練習回数を47 回も上まわっていたという。

チームを厳しく管理することで、戦える集団を作り上げている様子のコンパニ監督。37歳の若さにしてこれだけうまくチームをまとめあげている彼が今後どういった実績を残していくのかは楽しみなところだ。

※記事中に誤りがございました。トレーニングの回数について「1月の時点で47回」となっておりましたが、正しくは「1月の時点で昨季の練習回数を47回上まわった」でした。ここにお詫びし訂正させていただきます。

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