日本代表は24日、ウルグアイ代表と対戦。第二次森保ジャパンの初陣となったゲームは38分にフェデリコ・バルベルデに先制されるが、交代出場の西村拓真が75分に1点を返し、1-1のドローに終わった。
今後のための試験の意味合いが強い試合であったが、特にウルグアイはダルウィン・ヌニェス、ロドリゴ・ベンタンクールなど主力が不在。指揮するのは本来U-20同国代表を率いるマルセロ・ブロリ監督代行であり、日本以上にテストの色合いは濃かったといえる。そんななか、ウルグアイの『EL PAIS』は試合を振り返り、一定の手応えがあったことを綴っている。
「ラ・セレステはフェデリコ・バルベルデのゴールで先制したが、守備を怠ったため最終的には引き分けとなった。結果はフェアだが、ポストを揺るがしたファクンド・トーレスのシュートで勝つことができたのも事実だ」
「ブロリにとって簡単な仕事でないことは明らかだった。それも分析時は考慮する必要がある。ディエゴ・ゴディンやロナウド・アラウホらいつもの顔を欠いた状態で、W杯でラウンド16に進出しドイツを下した要求の厳しいライバルに直面した。このようなシナリオで、ウルグアイが日本に対して不安を感じていなかったことには注意する必要がある。守備から攻撃への素早い切り替えで3~4回不意を突かれたが、日本代表によってチームが窒息したり追い詰められたと感じることはなかった」
チームが固まらない状態でも、クオリティの高さを見せてきたウルグアイ代表。主力が揃い、指揮官によるチーム構築が進めばこんなものではないはずで、南米の雄の実力はまだまだ計り知れないと思わせてくれた一戦だった。