イングランド代表はEURO2024予選グループステージでイタリア代表を破り、まずは1勝を手にした。
この試合、前線で先発したのは中央にハリー・ケイン、トップ下にジュード・ベリンガム、左にジャック・グリーリッシュ、右にブカヨ・サカという面々だった。他にも途中出場したフィル・フォーデン、今回負傷によりメンバー入りしなかったマーカス・ラッシュフォードなどイングランド代表の攻撃陣は豪華なことこの上ないが、英『Daily Mail』は、そのラッシュフォードの代表のポジションが危ないのではないかと伝えている。
ラッシュフォードは前線どこでもできる選手だが、同紙では「現在は攻撃的なポジションの左側しか空いていない」と伝えている。最前線はケイン、右はサカがほぼ定位置を確保しており、イタリア戦は左の攻撃的なポジションをグリーリッシュとフォーデンが争った。
ラッシュフォードも使われるとすれば左サイドが適任だが、ここのポジション争いが近年は非常に厳しくなっている。カタールW杯でも基本的にラヒーム・スターリングとフォーデンに先発を譲っており、グループステージ第3戦のウェールズ戦で先発したのみにとどまっていた。
やや怪我がちなところもラッシュフォードの序列を下げている。今回ラッシュフォードは負傷により休暇を取り、恋人とともにNYにいたのだが、イタリア戦の数時間前にNY観光を楽しむ姿をInstagramに投稿している。ラッシュフォードのチームへのコミットメントに関して疑う理由はないが、この事実は興味深いと同紙は伝えている。
マンチェスター・ユナイテッドではカタールW杯による中断後から調子を上げ、現在リーグ14ゴールを挙げているラッシュフォード。代表でもサウスゲイト監督の信頼を掴むことができるだろうか。