ブライトンでは日本代表FW三笘薫に注目が集まるが、18歳のFWエヴァン・ファーガソンの活躍を見逃すこともできない。彼の才能はユース時代から飛び抜けていたようだ。
現在プレミアリーグで7位につけるなど、ロベルト・デ・ゼルビ監督の下で好調を維持している今季のブライトン。最前線でファーガソンが起用されることも多々あり、彼はここまで公式戦16試合に出場して7ゴールを記録。19日に行われたFAカップのグリムズビー・タウン戦では2ゴールを決めるなど際立った仕事ぶりを見せた。
英『Daily Mail』によると、才能溢れるファーガソンは14歳の時、学校が休みの日にブライトンU-18チームの練習に招かれ、参加していた。当時のU-18指揮官マーク・ビアード氏は、彼を4歳上の選手たちと一緒に練習させることに最初は疑問を抱いたというが、実際のプレイを見てその意見が覆った。
「最初のセッションで彼は皆を圧倒した。多分彼は14歳にしてピッチ上における最高の選手だったし、誰にもできないことをやってのけた。彼は勇敢で恐れを知らない。あるセッションで誰かが右サイドを走り、クロスを上げると、彼は左足でボールの高さを超えるほど高く宙に舞い、右足でボレーを決めた」
「みんな立ち止まって拍手していたよ。すごかった。すぐに彼が特別な存在になるとわかった。単に体が大きいだけでなく、技術的にも優れている。どのポジションでもプレイでき、どんなタイプのゴールでも決めることができる。彼は完璧な選手だ」
現在三笘には複数のビッグクラブが関心を寄せているが、このままいけばファーガソンにもそういった話がどんどん増えていくだろう。大きくつまずくことなく成長を遂げることができるか。
※記事中に誤解を招く表現がございました。14歳時のファーガソンについて「ブライトンのU-18でプレイしていた」となっておりましたが、正確には「学校が休みの日にブライトンU-18の練習に招かれ、参加していた」でした。ここにお詫びし訂正させていただきます。