「冨安は左サイドバックの方が優れている」 たとえ“2番手DF”でも欠かせぬ超万能守備戦士に称賛は止まない

スポルティングCP戦では途中からサイドバックに入った冨安 photo/Getty Images

左右のSBからCBまでこなせる

9日にヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでスポルティングCPと対戦したアーセナル。試合前にはローテーションで冨安健洋に先発のチャンスが回ってくるかと思われたが、指揮官ミケル・アルテタは右サイドバックにベン・ホワイト、左サイドバックにオレクサンドル・ジンチェンコを起用。サイドバックの1番手をそのまま出してきた。

冨安はベンチスタートとなったが、63分からジンチェンコに代わってピッチへ。普段は右サイドバックに入ることの方が多いが、このゲームでは左サイドの守備を安定させるべく左サイドバックに回ることになった。

英『Football London』は左サイドバックでのパフォーマンスを称えており、SNS上でもサポーターから左サイドバックを本職にした方が良いのではないかなんて意見も出ているという。
「今季の冨安は右サイドバックより左サイドバックの方が優れている」

「冨安はポジションを左サイドバックへ変えるべきだ。右サイドより堅実に見える」

左サイドバックではジンチェンコが組み立ての中心となっているため、ホワイト以上に強烈なライバルだ。しかし、守備対応では冨安も負けてはいない。冨安は右利きの選手だが、そのぶん左サイドでは相手のカットインに対して利き足の右で対応することも可能になる。右サイドバックより合っているとの意見も間違いではないか。

組み立ての部分では今後もジンチェンコが中心となるだろうが、左右両方のサイドバックと本職のセンターバックをこなす冨安は貴重すぎる人材だ。交代枠が5枚に増えたことでサイドバックの途中交代も増えており、アルテタにとって冨安は欠かせぬキーマンとなっている。

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