「W杯明けから旗手は明らかに別のレベルにある」 原口、田中碧、守田、鎌田ら日本のセントラルMF大激戦時代

セルティックで評価を上げる旗手 photo/Getty Images

誰が中盤の1番手になっていくのか

FIFAワールドカップ・カタール大会から約3か月。日本代表のイレブンはどう変わっていくのだろうか。

興味深い選手の1人に挙げられるのがセルティックMF旗手怜央だ。

25歳の旗手はカタール大会のメンバーに入れなかったが、セルティックではハイパフォーマンスを継続中だ。2月のリーグ月間MVPにも選出されており、ワールドカップに参戦できなかった悔しさが旗手を突き動かしているところもあるだろう。
英『BBC』によると、指揮官アンジェ・ポステコグルーもその変化を感じ取っている人物の1人だ。

「ワールドカップによる中断明けから、彼は明らかに別のレベルにある。まだまだレベルアップできると私は信じているし、彼はそこへ辿り着くだろう」

今の活躍を続ければ、代表から声がかかるのは必然だ。気になるのは、旗手をどのポジションで起用するかだ。

サイドバックからウイングまでこなすユーティリティプレイヤーではあるが、セルティックでは中盤がメインだ。そして旗手の参戦により、セントラルMFのエリアは激戦区となる可能性がある。

カタール大会はアジア最終予選を含め、ドイツ2部のデュッセルドルフでプレイする田中碧、ポルトガルの名門スポルティングCPの守田英正が中心となり、その背後をシュツットガルトMF遠藤航がケアする形が一般的だった。

そこに旗手の参戦、シュツットガルトで再び評価を上げる原口元気、さらにはドルトムントへの移籍も噂される鎌田大地も最近はボランチに入るなど複数ポジションをこなしている。

[4-3-3]、[4-2-3-1]、あるいは[3-4-3]など選択するシステムによって中盤の形も変わってくるが、ここのポジション争いが激しくなるのは確実だ。

旗手が一気に序列を上げる可能性も考えられるが、まずはアジアカップへサバイバルを制するのは誰なのか。楽しみは広がっている。

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