メッシこそ《現世界最高フリーキッカー》か 年齢を重ねるにつれて上がる驚異のキック精度

PSGでフリーキックを担当するメッシ photo/Getty Images

ベテランになっても活躍できる理由の1つ

FWリオネル・メッシも35歳を迎え、10年前と同じスピードは備えていないかもしれない。しかし、メッシにはそれを補うキック精度がある。

18日にリーグ・アン第24節でリールと対戦したパリ・サンジェルマンは、3-3で迎えた後半アディショナルタイムにフリーキックのチャンスを獲得。これを沈めたのがメッシだ。

壁の間を抜くようなキックはゴール右下隅に決まり、パリが土壇場で4-3と勝ち越した。スマートな戦いとは言えないが、ここ最近結果が出ていなかったパリにとっては大きな勝利だ。
勝利の立役者となったメッシだが、フリーキックの精度は年齢を重ねるごとに上がっているように感じられる。若い頃のメッシにフリーキッカーとの印象はなかったが、いつしか現役最高クラスのキッカーとなった。

データサイト『SofaScore』によると、メッシはバルセロナでプレイしていた2015-16シーズンより計28のフリーキックを沈めている。これは同期間では5大リーグ最多の数字だという。

今季リーグ戦では11ゴール10アシストと両方を二桁に乗せており、このアシストも高いキック精度とゲームビジョンがあればこそだ。年齢を重ねた今もメッシがトップレベルで活躍できている理由でもあり、現サッカー界ではNo.1級のフリーキッカーと言っていいだろう。

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