ミラン移籍後“27戦ノーゴール” デビュー弾が決まらないデ・ケテラエルを仲間たちは辛抱強く待つ

デ・ケテラエル本人ももどかしい想いを抱えているはず photo/Getty Images

徐々にゴールに近づいている感もある

どうしてもミランでの初ゴールが決まらない。苦しんでいるのはベルギー代表FWチャールズ・デ・ケテラエルだ。
 
夏に最大3500万ユーロ(約50億円)という移籍金でミランにやってきたデ・ケテラエル。昨季は移籍元のクラブ・ブルージュで公式戦39試合に出場し14ゴールをあげたものの、ミランでは公式戦27試合に出場して未だノーゴール。途中出場がメインではあるが、アシストも1つのみとなかなか結果が出ない状況だ。
 
最近はあと少しでゴールが決まるという惜しいシーンもあった。15日に行われたチャンピオンズリーグのトッテナム戦では77分から途中出場すると、直後の78分に絶好機。FWオリヴィエ・ジルーの落としにゴール前で頭で合わせたが、無情にもボールは枠を外れていった。
 
そして19日のモンツァ戦には64分から途中出場し、85分にFWアレクシス・サレマーカーズからゴール前で決定的なパスを受ける。しかし、シュートは身体を投げ出した相手DFにブロックされ、今回もゴールを決めることはできなかった。
 
伊『Gazzetta dello Sport』によると、チームを率いるステファノ・ピオリ監督はモンツァ戦後にデ・ケテラエルが決定機を逃したことについて、このようなコメントを残している。
 
「彼はゴールを逃しているだけだ。まだ若いが、もっともっと活躍することを彼は望んでいた。ゴールは彼にとって大きな意味を持つはずだ。必ずゴールを決められる時はやってくる。多くのチャンスを得ているし、ゴールを決めるためのクオリティは持っている」
 
さらに、試合後にデ・ケテラエルがモンツァ戦の写真をInstagramに投稿すると、これにチームメイトのFWラファエル・レオンが反応。「It’s coming(もうすぐだ)」と励ましのメッセージを送っている。
 
公式戦7戦未勝利と絶不調に陥っていたミランは、直近3試合全てクリーンシートで勝利と立ち直りつつある。デ・ケテラエルもこの波に乗りたいところだが、近いうちにゴールを決めることができるのか。ミラン完全復調のキーマンとなっていくことに期待したい。

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