スペイン代表入りも遠のきそうなブライトン守護神の痛恨のミス R・サンチェスのファンブルは新指揮官の目にどう映る

ゴール前でボールをこぼしてしまった photo/Getty Images

L・エンリケ監督の信頼を掴んでいたR・サンチェス

12日、プレミアリーグ第23節のクリスタル・パレス戦に臨み、1-1のドローで終えたブライトン。パレスに許したゴールは守護神ロベルト・サンチェスのミスから生まれたものだが、このプレイが彼をスペイン代表から遠ざける一つの原因となってしまう可能性もありそうだ。
 
FWソリー・マーチのゴールにより63分に先制したパレス戦のブライトンだが、その6分後にセットプレイから失点。FWマイケル・オリーズが左足で放った高めのクロスにR・サンチェスが反応し、前に出てキャッチしようと試みたが、ここでまさかのファンブル。こぼれ球をDFジェイムズ・トムキンスに押し込まれてしまった。
 
結果的にこのサンチェスのミスがなければ勝ち点3を手にすることができていたはずの6位ブライトン。今節敗れた5位トッテナムとの勝ち点差を一気に縮められるチャンスだっただけに、手痛いドローとなってしまった。
 
このサンチェスのミスに焦点を当てたのがスペイン『AS』だ。同メディアは今回の彼のプレイについて、「(スペイン代表指揮官の)ルイス・デ・ラ・フエンテが初招集するメンバーにロベルト・サンチェスが含まれるかどうかはわからない」「スペイン代表に戻りたいならこのようなミスは避けるべき」とやや厳しい見解を示している。
 
2021年3月に初めてスペイン代表入りを果たしたR・サンチェスは、それ以降ルイス・エンリケ前監督によって継続的にチームに招集されており、同年9月のジョージア戦では代表デビューも飾った。昨年11月~12月にかけて行われたFIFAワールドカップ・カタール大会にも参加しているが、敗退後にはL・エンリケ監督からデ・ラ・フエンテ監督へと指揮官が代わっており、来月末のインターナショナル・マッチデーはデ・ラ・フエンテ体制の初船出となる。
 
L・エンリケ体制ではGKウナイ・シモンが守護神として扱われ、その後ろにR・サンチェスやGKダビド・ラヤなどが控えていた形だが、ワールドカップ行きを逃した選手の中にはマンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアやチェルシーのGKケパ・アリサバラガといった実力者もいる。R・サンチェスが彼らに負けず、引き続きスペイン代表に呼ばれていくためには、今回のミスをしっかりと分析して以後繰り返さないよう注意していく必要があるだろう。

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