コーヒーのせいでミラン移籍を逃していたアメリカ代表の左SB フラムで活躍するロビンソンは心臓に難ありだった

さらなる活躍が期待される photo/Getty Images

フラムで3シーズン目を迎えているロビンソン

現在プレミアリーグ8位と健闘している昇格組のフラム。そんなチームで左サイドバックのレギュラーを務めているのが25歳のアメリカ代表DFアントニー・ロビンソンだ。彼は2020年夏からフラムでプレイしているが、“コーヒーが苦手”という弱点がなければ今頃ミランでプレイしていた可能性もあったようだ。
 
エヴァートンの下部組織で育ち、ボルトン・ワンダラーズやウィガン・アスレティックへの移籍を経て、フラムへと辿り着いたロビンソン。今季はここまで公式戦20試合に出場しており、昨年11月から12月にかけて行われたFIFAワールドカップ・カタール大会にもアメリカ代表の一員として出場している。
 
そんなロビンソンは英『The Guardian』のインタビューに応じる中で、2020年1月にウィガンからミランへの移籍が決まりかけていたことについて言及している。ミランとは契約寸前というところまで話が進んだようだが、メディカルチェックの段階で心臓に異変が見つかり急遽破談になってしまったとのこと。その後2020年3月に手術を受けることになったが、コロナ禍となったためその予定は遅れたという。
 
ロビンソンはその時に手術までコーヒーを飲むのをやめるよう勧められたらしく、数ヵ月後に手術を受けに行った際は心拍数の不足が見られなかったと明かしている。これにより彼の心臓がカフェインに弱かった事が発覚し、コーヒーをやめればいいという結論に至ったそうだ。
 
こうして心臓の問題が無事解決された後の2020年8月、ロビンソンはウィガンからフラムへの完全移籍を果たしている。ミランでDFテオ・エルナンデスとポジションを争うロビンソンの姿も見てみたかったところだが、そうなっていればプレミアリーグでプレイする彼の姿も見られていなかったはず。こういった背景を踏まえた上でフラムの試合を見てみると、また違った角度からも楽しむことができそうだ。

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