今季は序盤戦からケガ人に苦しめられているリヴァプールは、FIFAワールドカップ・カタール大会後も調子が上がらず。プレミアリーグ第22節のウォルバーハンプトン戦では、残留争い禍の相手にまったくいいところを見せられず、0-3と完敗を喫している。
そんな中でチームの調子の悪さに影響されてしまっているのが、モハメド・サラーだろう。序盤戦はサイドハーフを務めてゴールから離れた位置でプレイするなど苦しんだものの、最前線で起用されてからは得点を重ねており、ここまでプレミアリーグで20試合7ゴールを記録している。
しかしFIFAワールドカップ・カタール大会後のチームにおいてサラーは決して本調子を見せられているとはいえない。最近のサラーはサイドから仕掛けてシュートもあまり見られず、右を起点として攻撃の形を組み立てられていないのも現状だ。
さらに結果としても、W杯後はリーグ戦ではわずか1点にとどまっており、5試合ノーゴール。決定機を外して得点が決められなかったという場面が多いわけではないのが、また厳しいところだ。
それであればサラーを一度メンバーから外してみるのはどうだろうか。チームではハーヴェイ・エリオットが好調をキープしてFAカップで結果を残している。本職は右ウイングだが、左ウイングを務めており、決していいとはいえない。またはW杯前のようにサラーとダルウィン・ヌニェスやコーディ・ガクポとの2トップもありではないか。ここ数試合は[4-1-2-3]に固執するユルゲン・クロップ監督だが、前半戦のようなマイナーチェンジが求められているかもしれない。