今冬もFWミハイロ・ムドリクを筆頭に豪華な補強に動いたチェルシーだが、肝心のフィニッシュ部分はどうするのだろうか。
3日に行われたフラムとの一戦はスコアレスドローで終えており、枠内シュートも3本とやや寂しい内容だった。最前線にはカイ・ハフェルツがいるが、ハフェルツは純粋なストライカータイプとは言い難い。何でもこなす器用なプレイヤーではあるが、本格派ストライカーも必要ではないかとの声があるのだ。
英『BBC』によると、クリスタル・パレスなどでプレイしたクリントン・モリソン氏もなぜストライカー補強に資金を投じなかったのか疑問を投げかけている。
「9番タイプの選手を獲得できていれば、もっと良かったのではないか。チームには純粋なストライカーが必要だよ。フラム戦で外したチャンスを見るとね。私ならブレントフォードのイヴァン・トニーを獲得しただろう」
今冬もノルウェーのモルデからコートジボワール代表FWダビド・ダトロ・フォファナを獲得しているものの、まだ20歳と若い選手だ。5大リーグでの実績もなく、こちらは将来に期待を込めた補強と言える。
アトレティコ・マドリードからはFWジョアン・フェリックスもレンタルで獲得しているが、タイプ的にはハフェルツと似ているか。器用な選手ではあるが、純粋な点取り屋ではない。
ウイングのムドリク、ノニ・マドゥエケ、センターバックのブノワ・バディアシル、中盤にはエンソ・フェルナンデスなど今冬の動きはとにかく派手だったが、ストライカーこそ必要な補強エリアだったのかもしれない。