マンUにいたFWベベのことを覚えているか カーボベルデ代表を選んだFWの現在地

マンUで短期間プレイしていたベベ photo/Getty Images

32歳で新たなチャレンジ

2010年にはU-21ポルトガル代表としてプレイし、同年にはマンチェスター・ユナイテッドへ移籍するなど順調にステップアップしていたFWベベのことを覚えているだろうか。

マンUのトップチームでも僅かにプレイしたが、名将アレックス・ファーガソン氏が失敗の補強だったと振り返っていたことでも有名だ。トルコのベシクタシュ、ポルトガルのリオ・アヴェなどレンタル移籍を経て、2014年にはベンフィカへ完全移籍。マンUでは爪痕を残せなかった。

ベンフィカでも結果は出ず、2015年からは活躍の場をスペインへ移すことに。エイバル、ラージョを経て、今冬にベベはラージョからスペイン2部のレアル・サラゴサにレンタル移籍することが決まった。
スペイン『as』によると、ベベは2部ながら今回の移籍に満足しているようで、サラゴサでのプレイに興奮していると語っている。

「ここで試合に勝ち、チームの上位進出に貢献したい。とても興奮している。クラブの代表とは最初の段階から良い話ができた。多くのものを提供できると思うし、完璧なチームだよ。今チームの順位は落ちているが、2部なら3つほど勝てば順位は上がる。チームには若くて良い選手が揃っている。僕たちは1つ1つ進んでいく必要があり、チームが望む場所へたどり着けるだろう。僕は多くのことに貢献できる。速くて強いからね」

マンUへ加入した当初は期待のスター候補生だったはずだが、そんなベベも32歳を迎えた。期待通りのキャリアとはなっていないだろう。

それでもモチベーションは高い。昨年にはポルトガルA代表から声がかからないと判断し、カーボベルデ代表選手としてデビュー。ベテランになった今も新たなキャリアの扉を開け続けている。スペイン2部で納得の成績を残せるのか、2023年から新たな挑戦が始まる。

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