ベグホルストの初ゴールなどでアウェイのマンUが3発快勝! カラバオ杯決勝進出に向けN・フォレストを大きくリード

B・フェルナンデスのゴールで勝負は決まった photo/Getty Images

お互い多くのチャンスを作る好ゲームとなった

26日、カラバオカップ準決勝1stレグのノッティンガム・フォレスト対マンチェスター・ユナイテッドの試合が行われた。N・フォレストは直近公式戦3試合無敗、マンUは直近2試合未勝利とここ最近の結果が対照的な両チーム。特にマンUはプレミアリーグ・アーセナル戦の激闘から中2日という状況でこの一戦を迎えており、ここでしっかりと立て直すことができるのかどうかが注目となった。

やはりこの対戦カードで主導権を握るのはマンUだった。DFラファエル・ヴァランがベンチスタート、DFルーク・ショーが欠場となった最終ライン以外はほぼベストメンバーを揃えてきただけに、ボールを保持してN・フォレストゴールに迫る。そして早くも6分、FWマーカス・ラッシュフォードがハーフウェーライン付近からぐんぐんとドリブルでボールを持ち運ぶと、相手をかわしながらエリア内に侵入。左足のシュートでニアを打ち抜き、幸先良く先制点を奪った。

その後もマンUのペースで時計の針は進んだが、N・フォレストもカウンターから反撃の糸口を見出す。23分、FWモーガン・ギブス・ホワイトがカウンターの流れから中央を持ち上がると、相手DFを引きつけて左サイドにいたFWサム・サリッジにパス。サリッジはワンタッチでファーに流し込んだが、VARの介入により判定はオフサイドに覆り、惜しくもノーゴールとなった。

その後もカウンターからチャンスを作り出すN・フォレスト。ギブス・ホワイトやFWブレナン・ジョンソンあたりを中心にマンUを攻め立てる。シュートも何本か枠内に飛ばしたが、そこはGKダビド・デ・ヘアがきっちりと防いだ。

一方のマンUも32分にチャンスを迎える。FWアントニーがFWボウト・ベグホルスト、MFブルーノ・フェルナンデスとのパスワークから中央を抜け出し、キーパーと1対1の場面を迎えたが、シュートはGKウェイン・ヘネシーに止められた。

このままハーフタイムに突入するかと思われた45分、マンUが追加点を奪う。ドリブルで持ち上がったMFカゼミロからのパスをアントニーが中央で受けると、素早く左足でシュート。これはキーパーに弾かれたが、こぼれ球をベグホルストが押し込み、スコアを0-2とした。ベグホルストにとってはこれが嬉しいマンU移籍後初ゴールとなった。

後半に入ってからも、攻撃の形は違えどお互いゴール前まで迫る両チーム。54分にはペナルティアークのあたりで横パスを受けたMFクリスティアン・エリクセンがコントロールショットを放ったが、これは惜しくもバーを叩いた。

最初に交代カードを切ったのはマンU。エリック・テン・ハーグ監督は脇腹を抑える仕草を見せたラッシュフォードに代えて57分にFWアレハンドロ・ガルナチョを投入する。対するN・フォレストも58分にMFジャック・コルバック、64分にMFジェシー・リンガードとFWエマニュエル・デニスをピッチに送り出した。

その後もマンUはFWファクンド・ペリストリやMFフレッジ、N・フォレストはMFルイス・オブライエンやDFネコ・ウィリアムズといった選手が途中出場を果たす。残念ながら、N・フォレストの攻撃を牽引していたギブス・ホワイトは73分に負傷交代となってしまった。

終盤に差し掛かってもお互いに激しい攻防を見せる中、89分にマンUが決定的な3点目を奪う。B・フェルナンデスがゴール前にいたペリストリにスルーパスを送ると、ペリストリが少しもたつきゴール前は混戦状態に。エリア手前にこぼれてきたボールを上がってきたB・フェルナンデスが蹴り込み、低弾道の鋭いシュートがネットを揺らした。

試合はそのまま終了し、アウェイのマンUが0-3で勝利。2ndレグに向けて大きなリードを得た。スコアだけを見れば決勝進出の可能性は圧倒的にマンUの方が高いと言えるが、N・フォレストも良い形を作っていただけに2ndレグでの反撃が期待される。

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