W杯メンバー外で唯一のJPFAベストイレブン 森保ジャパンで古橋亨梧がエースになる日はくるか

セルティックでゴールを量産している古橋 photo/Getty Images

今やスコットランド国内リーグNo.1の点取り屋

18日、日本プロサッカー選手会が第1回目となる『JPFAアワード』を発表し、2022年の最優秀選手にFW三笘薫が選ばれた。

それに続いてベストイレブンも発表されたのだが、その結果に注目したのが英『Celtic Way』だ。ベストイレブンの中に、唯一FIFAワールドカップ・カタール大会のメンバーから外れたセルティックFW古橋亨梧が入っていたからだ。

ベストイレブンの顔ぶれはGKシュミット・ダニエル、DF冨安健洋、板倉滉、MF遠藤航、鎌田大地、久保建英、堂安律、三笘薫、FW伊東純也、浅野拓磨、そして古橋となっている。ワールドカップでは同じセルティックの前田大然も見事な活躍を披露したが、今回は古橋がベストイレブンに入ることとなった。
それだけ古橋のインパクトが強かった証であり、今やスコットランド国内リーグを代表する点取り屋だ。海外リーグで継続的に得点を奪える日本人ストライカーが出てきたのは大きな収穫と言えよう。

問題は、新たにスタートを切った森保ジャパンにおける古橋の立ち位置だ。カタール大会では堅守速攻が1つのテーマとなり、浅野、前田、伊東純也といったスピードスターたちの脚力がドイツ、スペイン撃破に繋がった。

対する古橋も親善試合などで何度かテストされたものの、なかなかボールに触れる機会が少なかった。ここはセルティックと日本代表の違いと言えるが。やはりセルティックでゴールを量産している古橋を代表に組み込みたい。年齢も現在27歳で(20日に28歳)、3年半後のワールドカップ2026年大会を目指すことも十分に可能だ。

カタール大会終了後からは、もう少しボールを支配して相手を押し込む時間も作っていくべきなどチームスタイルに関する意見も増えており、次の3年半後へ向けて新たなオプションが必要なのは確かだ。古橋のようなエリア内からワンタッチで沈められるタイプのストライカーを活かすスタイルも3年半の中で模索していくべきだろう。

セルティックで残している数字は無視できないレベルにあるが、古橋は森保ジャパンで前田や浅野らからポジションを奪えるのか。現海外組の中で1、2を争うほど勢いに乗っているアタッカーなのは確かで、得点パターンを増やす意味でも2022年ベストイレブンに入った古橋を代表チームに組み込みたいところだ。

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