PSGの“4番手FW”でいるのはもったいない トルコで再び評価を上げる点取り屋・イカルディはどこへ行く

ガラタサライで活躍するイカルディ photo/Getty Images

セリエAで得点王も獲得したイカルディはまだ29歳

13位に沈んだ失意の昨季から復活すべく、トルコの名門ガラタサライは積極的な補強に打って出た。MFフアン・マタやルーカス・トレイラ、FWドリース・メルテンスら欧州トップクラブで活躍してきたタレントに加え、センターフォワードにはマウロ・イカルディをパリ・サンジェルマンからレンタルで迎えた。

イカルディはインテルのエースとして活躍した後、2019年にパリ・サンジェルマンへ移籍。ビッグクラブにふさわしいストライカーではあるが、パリにはリオネル・メッシ、キリアン・ムバッペ、ネイマールがいる。イカルディもバックアッパーから抜け出せず、パリでの活躍は限定的なものだった。

しかし、イカルディもセリエAで2度得点王のタイトルを獲得した実績を誇る。まだ29歳と中堅世代で、パリでの時間は少々もったいなかったと言える。
ガラタサライへはパリからのレンタル移籍となっているが、ここまでリーグ戦8試合で5ゴール4アシストの成績を記録。仏『Foot365』は再び評価が上昇していると注目しており、それこそトルコでのプレイを経てもう一度5大リーグのビッグクラブで主力になれるかもしれない。

ガラタサライではベテランFWバフェティンビ・ゴミスも変わらず活躍しており、現在は国内リーグで首位に立っている。昨季13位に沈んでいたことを考えれば、ここまでの戦いは順調そのものだ。イカルディを含め、今季の補強は当たっている。

ガラタサライで再び能力を証明しているイカルディのキャリアがどう動いていくのか。PSGで4番手に甘んじているにはもったいない選手で、今後の動きに注目が集まる。

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