未だリーグで“6失点”と鉄壁 タイトル獲得で上がるシャビ・バルサの評価「1年で別のバルサと証明」

スーペルコパ・デ・エスパーニャのタイトルを獲得したバルサ photo/Getty Images

堅い守備を軸に目指すリーグタイトル奪取

先日のスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝でレアル・マドリードを撃破し、シャビ・エルナンデス体制でのタイトルを獲得したバルセロナ。ロベルト・レヴァンドフスキを加えたことで攻撃力がアップしたのは確かで、先日のレアル戦でもレヴァンドフスキはネットを揺らしている。

ただ、それ以上に印象的なのが守備だ。レアル戦では後半アディショナルタイムにFWカリム・ベンゼマのゴールを許したものの、試合を通してバルセロナの守備は安定していた。ウルグアイ代表のロナルド・アラウホは対人戦に優れており、新戦力のジュール・クンデはセンターバックとサイドバックの両方で計算できる。

新戦力ではアンドレアス・クリステンセンもレアル戦の勝利に貢献しており、守備の層はかなり厚くなった。ここまでリーグ戦の失点は6点に抑えられており、16試合で6失点は驚異の安定感だ。
スペイン『SPORT』は「1年が経ち、シャビは別のバルサであることを示している。より信頼性が高く、堅牢で競争力がある」と堅守を称えており、シャビ・バルサ最大の武器は守備だ。そこにレヴァンドフスキが加わり、完成度は高くなった。スーペルコパ・デ・エスパーニャでレアルを粉砕したのも頷けるか。

少し前まではユヴェントスもセリエAで一桁失点を継続していたが、ナポリに1-5で敗れたことで12失点へと増えた。5大リーグで失点を一桁に抑えているのはバルセロナだけだ。

今季はチャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出に失敗したが、シャビの下で良い方向へ進んでいるのではないか。現在はリーグ戦でも首位に立っており、優勝への道も見えてきた。今の守備があればリーグ制覇も十分に狙えるはずだ。

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