昨季は国内カップ戦2冠に加えてプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグで2位となるなど、強烈な強さを発揮したリヴァプール。しかし今季はケガ人の続出によって鳴りを潜めており、直近のリーグ戦ではブレントフォード、ブライトンに連敗を喫して現在は9位に甘んじている。
そんな中で1月の移籍市場では早々にPSVからコーディ・ガクポを獲得した。オランダ代表としてFIFAワールドカップ・カタール大会でも活躍したストライカーの獲得は、リヴァプールサポーターにも大きな期待を抱かせる補強となったことだろう。
さらにブライトンのモイセス・カイセドやウォルバーハンプトンのルヴェン・ネベスらが噂されるなど中盤のプレイヤーの補強が求められるリヴァプールだが、実現には至っていない。それでもユルゲン・クロップ監督は、1-0と勝利したFAカップ3回戦のウルブズ戦の試合前会見にて、1月の補強について否定的な意見を述べた。
「新たな選手を連れてくれば、全員をプレミアリーグやチャンピオンズリーグの選手リストに入れることができなくなる。我々のスカッドはそんなに小さくはない。もちろん補強は必要だが、今がそうするのに適切なタイミングなのか。我々の現状から、そうとは思わない」
既存の選手たちに信頼をおいているからこその発言とも汲み取れるが、ケガ人続きでメンバー選出に苦労していることも事実だろう。特に中盤は手を加えたいポジションではあるが、残りの期間で新たな選手が加わる可能性はあるのだろうか。